理数系の漢詩覚え書き

漢詩の入り口は詩語のパズルとして考えて、詩語のデータを探してた所、データを提供していただけたので作成してみました。Excel 漢詩学習帳
とりあえずパズルをするにあたり自分で気がついたことを覚え書きしてます
素晴らしい漢詩を作ろうでは無い なんとなく漢詩みたいな物を組み立てることから始めてみよう というなるべく低い敷居を作ることに専念です。
独学なので間違いが多々有ると思いますのでご指摘していただけるとありがたい
カテゴリ実践を選ぶとExcel漢詩学習帳の使い方が順番に表示されます

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さて 
平起式2 起句から順番に作る

を読んで皆さんは

出来た詩の詩想は詩語表から選んだのか
それとも
作者自身の詩想であるのか
と疑問に思うかもしれない。


詩人たちが
「詩とは志なり」
「志のゆくところが言にあらわれたのが詩だ」
と言うからには

自分で構想をしてはっきりと志を考えてまとめてから
漢詩の規約に従って平仄を考慮して韻をふんで作っていく

だから

平仄や韻を完全に理解しないと詩は作れないのではないか? と

そして仮に
自分が詩にしたいと思っていることが詩語表を見ても見つからない時
どうしたら良いのか
その都度、字典を引いて平仄を確認しながら作っていくのだろうか?

詩語表を使った詩の作り方では詩想などまるっきり考えてはいなかったではないか?

と、思ってはいないだろうか

それはむずかしい問題です。

そう思うことは大切です
努力型の勉強家は何度でも字典を引いて、自分の満足するまで平仄を検討し
韻を整えて作っていってほしい。

今まで書いてきた方法は

多忙な生活の中にある初心者で、一つの詩を作るのに徹夜まで出来ない人でも
その間に出来る簡単な方法を説いたものです。

詩道として一番良い方法ではない。

しかし いろいろ考慮した結果
今まで説いた方法で作ると、1時間もかければ立派な詩が出来る。

先ずは詩語表を使って構想なんか無くとも自分の好き勝手に
1語を選べば、自然にそれにふさわしい第2語が見つかるし
第3語も選べるだろう。

こうして結句が出来ればそれに合うように転句を組み立てていく
そして転句と結句がができたら
起句と承句はそれを起こし得るように詩語を組み立てていく

その際は
時間や天候に矛盾がないように気をつける必要がある。

出来た詩を眺めると
自分が最初に構想したものとは違うかもしれない

時には自分の詩想ではなく詩語表の詩想ではないか?
と疑問に思うかもしれない

しかし

書物を読むということは
他人の中に自己を発見することだ

とも言われている。

もし 詩語表の中の詩語に共感して
その詩語から組み立てて一句を作れば
そこに一句の詩想がある

その詩想はあなたの詩想なのです。


その句の持つ詩味の至高さ
は自分でも発見できない深いものがあるかもしれない
それは自分が成長していくとわかってくる

皆さんの詩想とに合う詩語が詩語表に無いとあきらめる前に
自分の詩想をもう一度考えてみて欲しい。

さて 以上でこの本の役割である絶句の作り方の大要を終わります。


どうか規約を十分に理解していただきたい

規約だけなら多くの詩の注訳書の巻頭などにも書いてあるので
今回学んだことを参考にそれらの書物を読んで欲しい

規約が理解できたなら詩語表の説明とそれによる作り方を
特に読んで実践し理解を深めていただきたい

そして 40もある詩題ごとにどんどん作っていくことだ

画に描いた餅は食べられないように 
いくらこの本の文章を読んだところで
詩を作らなければ意味が無い

漢詩を作ると言う事ならば
この本ほど初心者に理解してもらえる本は無いと
自負してます

この後、律詩と古詩の作り方に進みますが、
この本としては応用部門となりやや程度が高くなります


とここまでです


まずは 詩想 ってなに?
詩想の意味がわからないとこの文章は理解できませんね

goo国語辞書には
1 詩を生み出すもとになるような感情・思考。「詩想に富む人」「詩想がわく」
2 詩に歌われている思想・感情。「清新な詩想がみなぎる作品」
とあります。

先生や教え子たちが30数年かかって出来た詩語表は
初心者が自分の詩想と違うと感じても
自分の初心者の詩想の方を疑い
詩語表から選んで句を作ってみれば
その詩の詩想があなたの詩想なのです

これは良いなぁ

坐禅では まぁ坐れ という言葉がある
坐ったら悟れるのかとか何の役に立つのかと
とやかく考える前に坐ってみろと
坐っていくうちに
それなりに答えに近づいてくると

とやかく悩んで詩想と合う合わない言う前に
詩語表を眺めろ、気になる詩語があればそこから
組み立てていけばそれはあなたの詩想の詩なのだ

まぁ自分もそういう感じで諸々の約束事以前に
とりあえず組み立ててみると言うことで
エクセルで漢詩を作ろうなどと考えてしまったのですが

その前に 規約だけはちゃんと覚えておけば良かったと
感じました、
特に弧平は平仄のテンプレートに当てはめても
気にしておかないと間違えてしまう落とし穴でした。

まぁその辺は出来た漢詩を解析するHPが結構あるので
参考にしてください。



自分がとりあえず覚え書きするのもここまでかな
律詩と古詩は作る予定が無いので
きっと書きません

ただし 8,補遺 にいくつか大切なところがあるので
気が向いたらそこから覚え書くかもしれません











 

今までのことを要約すると
1,漢詩を作るにあたり重要な規約は何か 
  韻とは、平仄とは、詩句の構成の
  2字 2字 3字 とは。

2,平仄の公式とはどんなものがあるか

3,詩語表による作り方は
  イ、結句3文字から作っていく
  ロ、同字重出に気をつける
  ハ、 詩語表の韻の部分は他の韻の段を使わないよう
    良く確認する
  二、 自分で満足出来るまで推敲して改めよう

と言う事になる

ここまで

1,2,は自分で前まで戻って確認しなさいという要約

3,も結構ハシ折りしてイロハニでしたが

自分的には要約ってこういう事だったっけ?
なのですが

厳しい先生の優しさが垣間見れられます。
ここでいったん切って

この後の先生の解説の
自分語へのコンパイルを悩みます。 

え〜 既に削除してありますが

仄起式 転句

(転) △○△●○○●


だれ漢 では

(転) △○△●△○●
とあり

頭脳パニックになった一件ですが

だれ漢P29に 挟み平●○●の説明があり

七言では平起式に使える と書いてある

七言では平起式に使える  とは
七言の仄起式では使えない とう意味で良いのではないかと

脳内変換

その辺は
だれ漢覚え書きでまた書いていく予定ですが

ご報告まで

 

今度の平起式は
転句から作る方法

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今回は
転句から
結句を作って
一応しらべて推敲してから
起句承句を作る方法

何か不思議に思う初心者もいるかもしれないが

詩壇千古の定律でもあります。
昔の儒学者も、結句を先に作れと教えている

中国の作法書にもそうある
そのほうが良い詩になる。

起承から作ると頭太りの尻つぼみ式詩になる
(原文では福助足袋に似た形の詩とある)

10年以上前(昭和20年代)
広島大学で鈴木豹軒先生を迎えての座談会で
広島大学の諸教授が

呂山くん(だれ漢の著者)は転句から作れというが
先生はどのように作ってますか?と質問した

鈴木豹軒博士は
起句から順に作っていると申された

それは鈴木豹軒先生のような力量のある者だから
尻つぼみにもならない

ここで自分がこのように書くのは
初心者により良い方法を教えているからだ

これを読んでる初心者は上達したら
どんな作り方をしても良いが

上達すればするほど
転句から作る良さが分かってくると思う

五言絶句でも
転結を作って
起承にいくのが当然である。

起承の部分と
転結の部分は
別々の1つのまとまりが必要で

転結で1つにまとまった思想内容があって

起承の部分は転結部分を起こすにふさわしい
内容があればよい詩になるのである。

起承転結について言わせてもらえば

私は起承転結ということを余りうるさく言わないようにしている。

頼山陽が 初心者に教える際に
例にしたのが

(起)京都三条の糸屋の娘
(承)姉は十八妹は十六 
(転)諸国大名は弓矢で殺す
(結)糸屋の娘は目で殺す

というのがあって
起承転結を良く表している 
特に転句が奇抜な転じかたをしてる

その位の転じ方で行くのだと 頼山陽は教えている

でも こうこう上手くいく事は、たとえだじゃれ
で考えたとしてもそうそうはない

近代絶句(昭和38年当時)の専門家 田辺壁堂が
初心者にこういう教え方はよろしくないと思う
と非難していた。

転結の部分に全体の主な意味を考えて1つに作り
起承がそれを起こすように1つにまとまっていれば
自然に転じられてるので、余り転じ方を考えることもない。


以上大急ぎで絶句作りの必要な規約と
作り方の一部を書いてきましたが。

分かったかな?

詩の作り方は、体操を教えるようなもので
そこに居て手取り足取りおしえればすぐに分かるはず。
しかし文章に表現するのは難しい。。。

漢詩を作ろうなどと思う人は
なかなかの勉強家だろうから
これ位の文章は読んで納得出来るまで
勉強に励んでほしい。

と言う感じ

今回は転句からの作り方でしたが
例題は無し

つまりは

転句から作る位の考えで
つくると良い詩ができる。

転句にあまり重きを置いて奇抜すぎてもいかがなものか

と言う感じなのかなぁ(笑)
さてさて


段々読んでいくと
ん?文章の書き方も詩的な部分が多く
覚え書きしていく内に説明の主語の部分や
動詞の部分の順番が変わる変わる

まぁこちらも自分語なので仕方ない

最後の部分
原文だと
いやしくも詩を作ろうとする人は高邁な気魄の持主であるから、
これくらいは読んで納得できるまで自分のものにしてほしい

高邁(こうまい)ってなんて読むの?なのです
どんな意味か検索してしまった
けだかく、衆にすぐれていること だそうです。

そして
きはくって気魄って書くのね。。。今更知った。。。

きっとこの文章の2文字の漢字は全部詩語ではないか?
ともまで考えさせてしまう


しかし 自分 高邁な気魄の持主ではないので
ただただ ごめんなさいなのです。


次はちょっとまとめが有って
漢詩への熱い思いの文章が待ってますが
自分語へどう訳すかが問題だな。






 

 

平仄くんβ

韻と平仄を検索するページです

漢字の平仄・韻 検索 - 禅叢林 Net

漢詩のための押韻平仄チェックツール - Jigen.net 

前回の仄起式で作った漢詩のお題で

平起式の漢詩を組み立てる

お題は 新秋即時

庚韻で最初(起句1△2○)から順番に作ってみる

詩語表 新秋即時 P72

起句 縦1行目から全部選ぶ

新涼 如水 一虫鳴(庚韻)

承句も 縦1行目から全部選ぶ

冷気 侵肌 涼意盈(庚韻)

転句は 縦2行目から秋到 郊墟 
    縦3行目から悟葉落
秋到 郊墟 梧葉落

結句は
庚韻●○○から選ぶ
見秋生は 秋が転句と重複だからいけない
草虫鳴は 起句の一虫鳴と重複するからなおさらいけない
早冷生は 冷が重なる
動吟情 を選ぶ

結句なので全体を結ぶので難しくなる

何来 短笛 動吟情(庚韻)

としても 下の3字をよく考えて選ぶ必要がある。



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吟味すると
 涼字重出 承句の涼は5字目で平仄自由なので
      涼意盈を風意盈 に替える
冷気を爽気に替えても 1文字目は△だから良い

結句の 短笛を 一葉に替えたいところだが転句に梧葉が有るからダメ

しかし結句を

何来 一葉 動吟情

と 梧桐の葉に秋を感じたことにしたいなら

転句を
○●  ○○  ●○●
秋到 郊墟 落梧早 と 挟み平(●○●)に改める

落が●なのは ラクが フクツチキに平字なく なので入声だから良い

梧が○なのは詩語表の ○●●に 梧葉落 が有ることから分かる

早が●なのは詩語表の ○●●に 秋信早 と出てるので分かる

一葉と一虫鳴で 一 が重出してるので 

一虫鳴を草虫鳴や暗虫鳴にしてみる

さて結句の最後から作っても起句の最初から作っても
どちらのやり方でも良いが
もちろん
結句の最後から作った方が良いでしょう

ここまでで切ります

はいここも最後まとめないでやり方だけで終わってます

読んでいて字の間にある言葉を探すのが大変から楽しくなってきました。

では 直した後をまとめた

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さて
まとめてみると
このだれ漢の詩語表の素晴らしさは
今回の説明で発揮されました
なにせ
縦一行だけで二句出来ちゃうのです

今回は3行目までで漢詩を大体組み立てちゃいました。

と言うわけで

かなり乱暴だが
起句の最初から作るとすると
 だれ漢の詩語表で漢詩を作る時は

同じお題の縦から近いところで 
とりあえず意味が通じるように選んで繋ぐ

繋いだ後に吟味する

△部分は自由なので手間いらず
いろいろ変えて吟味する

転句は○●●を●○●も含め探す
 ●○●は挟み平と呼ばれてる
(この呼び方はカッコ良いね)

と言う感じか

個人的には
落が●なのは
フクツチキに平字なく
よりも
○●●に 梧葉落 が有ることから分かる

が自分向きの説明です


今回
いけない というフレーズと
なおさらいけない というフレーズがあった

ん? いけないは なおさらいけない よりちょっとは良いのか?
それはどのくらい良いのだろう
と妄想は膨らむ

次の章は 平起式 を違う順番で作っていくようです
 

え〜 新しく物を知ると

かなり間違った認識で漢詩と関わってきてて
恥ずかしいことばかり

新しく知ったことをもとにして 過去の記事も
随時手直ししてます。

消した記事もあります

まぁ 漢詩講座をやってるわけではないので
のんびり まとめ直してます。 

吟味推敲を ぎんみすいこう  と読むのに中々慣れないのですが

前回 だれ漢 七言絶句 仄起式

で作成された漢詩を 吟味推敲 してます

吟味推敲

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同字重出 を避けるという規約からすると

如が二つ出てて 同字重出 

如○の部分は二四六分明という大切な6文字目なので
たとえ漫●に替えたくても替えられない
●○○
月成鉤と替えるのは成が○と言うことを知っていないと出来ない。

あくまで詩語表を使うと

庚韻の ●○○に 

夢難成 と有るから成は○と分かる。

字典を引いても [。庚] と有るので○

又 

天如水○○●を直すなら
○○●
清於水 にしてみる

侵肌 冷気 清於水

清いがきかないから 寒に替える 
5文字目は△だからどちらでも良い
平仄を調べる必要も無い

一三五不論だから
風檐を 短檐、茅檐、夜檐 にしても大丈夫

冷気を 夜気にしても3文字目なので自由だ。

起句が感傷的過ぎると思ったら

●●  ●○ ○●○
一葉 忽驚 門巷秋

と見て

一葉は桐一葉 だから 梧(あおぎり)として
○●  ●○ ○●○
梧葉 忽驚 門巷秋

と 推敲していく

できたら 題をあとから適当に付ける

新秋即時でも新秋夜吟でもいい


ここまで

最後直した漢詩をまとめてない (^^;)

今まで読んで先生らしいと思えるところ
やり方の講義でした。

とりあえず書いてあったのを替えてみた

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5カ所替えてます
起句を全取っ替えも凄い

まぁ
大御所に吟味推敲してもらうと1文字も残らない時があるのも
普通なんだろうなぁ(笑)

文章としてかなり文字が詰まってるので

自分語に直して自分には分かるように加筆してます。

本文ではこの後、同じ題で平起式を作るという
お楽しみに急いで移っちゃいます。
それは次の章で書きます

まとめると

同字重出は 吟味推敲 の時に確認する

平仄の公式にのっとって直す。

詩語表を上手く使って替える文字の平仄を調べろ。

135文字目は平仄気にせず直せ

2文字になるだけ多くの情報を入れろ(風情を入れろかな?)

かな

本文では
桐一葉だから梧葉にする
と読んだだけでは意味が分からなかった

漢字アプリで(笑)

梧(あおぎり)という意味までさがしてきてやっと
なるほどでした。

一葉から桐一葉を推測し、桐葉でもなく  
梧葉
と考えるのがいわゆる
推敲  らしい。。。。

あと
今まで出てきてない 二四六分明 という新しいお約束が出てきました
検索しても詳しく書いた説明がない

平仄表から推測するに
個人的な解釈は 方程式2の
起句と承句の二四六文字目は同じ平仄にならない

転句と結句の二四六文字目は同じ平仄にならない

と言うことなんじゃないかな

と推測されますが
これも識者に会った時に聞き倒す為にメモしておきます。








 

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