理数系の漢詩覚え書き

漢詩の入り口は詩語のパズルとして考えて、詩語のデータを探してた所、データを提供していただけたので作成してみました。Excel 漢詩学習帳
とりあえずパズルをするにあたり自分で気がついたことを覚え書きしてます
素晴らしい漢詩を作ろうでは無い なんとなく漢詩みたいな物を組み立てることから始めてみよう というなるべく低い敷居を作ることに専念です。
独学なので間違いが多々有ると思いますのでご指摘していただけるとありがたい
カテゴリ実践を選ぶとExcel漢詩学習帳の使い方が順番に表示されます

え〜うだうだと意味不明な文章を垂れ流してしまいましたが
お持たせしました(まぁだれも待っていないと思うが)
だれ漢覚え書きの続きです

七言絶句 仄起式
19
 
新秋即時P72 を開き

結句から

1、尤韻の下の欄 ●●○から
 ●●○
木末流

2,その上に
○○
銀河

 3,その上に
●●
淡々

と各段から拾う

淡々 銀河 木末流
淡々たる 銀河木末に 流る

と読んでみる

次に転句

4,○○●の最初の

○○●
天如水

5,上の●●から
冷気

6,○○から
侵肌

侵肌 冷気 天如水

肌を侵す冷気に天は水の如し

淡々たる 銀河木末に 流る

と口に出して読んでみて自分で上手いなぁと思えばOK

起句

7.尤韻の下の欄 ●●○ 結句で木末流を取った同じ行から選んで韻を合わせる

易感秋

8,その時承句も選ぶ

尤韻の ●○○から 
月如鉤 

9,起句の易感秋 の上 は ○○から

幽人

10,その上は●●から
生怕(アヤニクニ)

起句
生怕 幽人 易感秋

次に
11,月如鉤 の上 ●●から
独坐

12,その上 ○○から

風檐

どうにかまとまった






50


と言ったところ

詩語表の段落の素晴らしさは

詩語表の言われたところに
結3 とか 選んで鉛筆で書いていくと

なんとなく詩語表に漢詩が浮かんでくるところ。

しかし書き方が凄く急いでるなぁと思ったら

後ろの方で大急ぎで書いたと書いてあった
うん実に急いでる書き方です。
急ぎすぎて読む方が追いつかん。(笑)

次の章では 
出来た句を吟味推敲して直していきます。
 

実践のお約束とエクセル漢詩学習帳の作成説明に
孤平を考慮した文章を追加しました。

さて
作るだけなら
平仄表と詩語表があれば
読む必要は無い

と言っていた

に書いてあった
孤平

七言絶句の4文字目の平○は孤立させない

34文字目が○○なら気にしなくても良い
 
  だが  34文字目が●○なら
      5文字目は必ず○
  下からだと
      5文字目が●の時34文字目を●○にしない 
 
と言う意味でもある 

これを知って
これにいろいろ振り回されている
まぁ条件が一つ増えただけ

今まで説明して組み立ててきた
いわゆる漢詩らしき物
から
漢詩に移行するのに必要な条件らしい 

気をつけるところは基本的に

作る順番を考慮して567文字部分から選ぶとすると

▲の部分
(白黒丸がないのでここだけの特別表記です)
七言絶句平起式
(承) △●▲○△●○

七言絶句仄起式 
(起) △●▲○△●○
(結) △●▲○△●○

 この▲部分
5文字目の△が○ならば
気にすることはないが

5文字目の△が●の時
3文字目の▲は○となる。

七言絶句平起式
(転) △●△○●○●

孤平を考えると
必然的に

七言絶句平起式
(転) △●○○●○●
となるのだが


これの 567文字は●○●なので3文字目が●だと
(転) △●●●○●
孤平
と思ったのですが 

ネット検索の結果
孤平に注意 と書いてあるところと

転句の●○●はあくまで○●●と考えるので
考えなくても良いと書いてあるところと
両方有る

それじゃー
▲●○も●●○の一種で考えなくても良いという解釈はいけないのか?
とも思う


まぁ文句を言われない漢詩という部分では気にした方が良さそうです。
作る時に気をつけるか

出来た後に確認するかは個々のやり方ですね

まぁ

気にしない

というのも

一つの考えとも思います。



 

え〜 これは独り言の実験ですので
興味の無い方は飛ばしてください

だれ漢の途中ですが1(現在未公開)
でお約束を覚える必要は余りない
と書きました
それは 書いてある平仄の順番に
に平仄の合う詩語を並べれば漢詩が出来るからです

その書いてある平仄の順番の覚え方
をいろいろ考えてます。(笑)

だれ漢に書かれてるお約束と
表を見て気がついた法則を組み合わせると

結局は大体の組み合わせが出来る

まぁ元々お約束を考慮して作った
 七言絶句 平起式、仄起式、拗体平起式、拗体仄起式
の組み合わせなのだから当たり前

七言絶句 平起式、仄起式、拗体平起式、拗体仄起式
の4つの組み合わせを覚えるのか

お約束を覚えてそこから組み立てていくのかは

まぁ得意な方で良いけど

平起式、仄起式、拗体平起式、拗体仄起式

どれで作ってもOKを考えると
自分は少ない情報を覚えるのは
お約束の方おかもしれないとも思ったわけです。


少しおさらいしてみたいと思う

先ずは
 先に書いた 連立方程式

1、二四不同  各句の 2文字目 と 4文字目 は逆になる 2○なら4● 2●なら4○

2、二四六分明 起句と承句の 2文字目は逆 起句2○なら承句2● 起句2●なら承句2○
  1を踏まえると4文字目も逆 
      起句の2文字目と承句の4文字目は同じ
      起句の4文字目と承句の2文字目は同じ

3、転句と結句の 2文字目は逆 転句2○なら結句2● 転句2●なら結句2○
  1を踏まえると4文字目も逆
      転句の2文字目と結句の4文字目は同じ
      転句の4文字目と結句の2文字目は同じ

4、二六対 転句以外の韻を踏む句は 2文字目と6文字目が同じ
  2文字目が○なら6文字目も○
  1を踏まえると4文字目と6文字目は逆とも覚えられる。
  2を踏まえると起句の6文字目と承句の6文字目は逆になる。
  転句の●○●を例外としてしまうなら転句もこの法則なんだけどね。

5、 結句6文字目が●なら転句は○○●
   逆に言うと
   結句6文字目が○なら転句は○○●以外の○●●か●○●

これに 
6, 韻の7文字目はどこもいつでも○
    転記の7文字目はいつもどこでも●
7, 一三五不論

を考慮すると
23

B=C なら拗体ではないということ

後は条件として

下三連 567文字が同じには出来ない を考える 
Aが○ならば 起句、承句、結句の5文字目は○にはできないので 
●○○だけしか選べない

Cが●ならば 転句5文字目は●には出来ないので 
○●●しか選べない

そして自分で気をつけるしかないのが
弧平
七言絶句4文字目は孤立できない

これを考慮すると
大体
覚えなくとも漢詩の平仄の形態は作れる気がするが

ここで疑問が出てきた

弧平である 4文字目の韻が孤立してはいけないのだが

弧平はだれ漢で始めて知ったお約束で

だれ漢の平仄では○が白黒に塗り替えられてる○が5文字の所だけ白黒が逆になっている
所は弧平に気をつけろという意味なのだが
その説明がその後の律詩のところまでのっていない

弧平も考慮して平仄を振ったのでその通りにやれば大丈夫

と信じていたのだが
(承) △●△○▲●○
とか
弧平って自分で気をつけてないとやっちゃうじゃん

と漢詩を始めて今書きながら気がついた(笑)

 

突拍子も無いことを思い始める

なんか蕁麻疹が出来てもおかしくないくらい
いわゆる古文の学習なのに

どちらかというと面白いのはなぜだろう。。。

そこには
平仄の二つで組み立ててるということが
どうやらあるようだ

平仄の連立方程式の後には
頭の中に
結句3を選ぶと
自動的に他の平仄が計算される
フロッチャートと
if文で構成される
プログラムが不必要に頭の中で描かれ始めた。

まぁ作らないけどね
この平か仄という2分割が

0と1で構成されるデジタルにどうも

似てる

自分的には平仄はデジタルやん

と感じてしまった
という
独り言です

途中で飽きられるといけないので結果から書きます(笑)

詩語表から詩語を選ぶことが大前提で

七言絶句の平仄は全部覚える必要が無く
最低限の方程式を覚えていれば
漢詩は作れる。



です
自分は
平仄の連立方程式と呼ぶことにします
その方程式は 実はだれ漢 4、平仄の公式はどんなものか
に大原則にも乗ってました。

1、二四不同  各句の 2文字目 と 4文字目 は逆になる 2○なら4● 2●なら4○

2、二四六分明 起句と承句の 2文字目は逆 起句2○なら承句2● 起句2●なら承句2○
  1を踏まえると4文字目も逆 
      起句の2文字目と承句の4文字目は同じ
      起句の4文字目と承句の2文字目は同じ
  4を踏まえると6文字目も逆となる

3、転句と結句の 2文字目は逆 転句2○なら結句2● 転句2●なら結句2○
  1を踏まえると4文字目も逆
      転句の2文字目と結句の4文字目は同じ
      転句の4文字目と結句の2文字目は同じ

4、二六対 2文字目と6文字目が同じ
  2文字目が○なら6文字目も ○これも
  1を踏まえると4文字目と6文字目は逆とも覚えられる。
  2を踏まえると起句の6文字目と承句の6文字目は逆になる。
  
  例外 平起式の転句567文字目が●○●となる時だけ
     例外で2文字目と6文字目が一緒にならない

5、 結句6文字目が●なら転句は○○●
   逆に言うと
   結句6文字目が○なら転句は○○●以外の○●●か●○●

6,弧平 
  七言絶句の4文字目の平○は孤立させない
      34文字目が○○なら気にしなくても良い
  だが  34文字目が●○なら
      5文字目は必ず○
  下からだと
      5文字目が●の時34文字目を●○にしない 

   
この法則で
たぶん大丈夫(超弱気というか結局追記したし)

あと 当たり前だが 転句以外の韻の7文字目はどこでも何時でも○と言うこと
と 転句の7文字目は何時でも●と言うこと
詩語表ではこれ以外の詩語は無いがまぁ憶えておきましょう。

これは方程式では無いけどね


この法則だと
起句、承句の1カ所と
転句、結句の1カ所の詩語を選べば
それで
七言絶句 平起式、仄起式、拗体平起式、拗体仄起式
のどれかが組み立てられてしまう。

だれ漢を読んでいくと
これは許される と言うこと書いてある
許されることとしてはいけないことを考慮したのが
七言絶句の平仄の法則

拗体では
平起と仄起の 転句と結句の法則を平起仄起で入れ替えても許される

つまり

七言絶句 平起式、仄起式、拗体平起式、拗体仄起式には
許されることといけないことの共通の法則がある。

逆に共通の法則さえ覚えれば 
起式、仄起式、拗体平起式、拗体仄起式を覚える必要は無いのだ
起式、仄起式、拗体平起式、拗体仄起式どれで書いても間違えのない漢詩なのだから

しかも詩語表の個々の詩語には、いけない組み合わせはない

2文字 2文字 3文字 の中の法則と
起句 承句 転句 結句 の間の法則が
わかれば 結句を選んだところから法則にしたがって
詩語を選べば 起式、仄起式、拗体平起式、拗体仄起式のどれかが出来るはず

と言うわけで詩語表と平仄確認表を眺める

七言絶句平起式
(起) △○▲●●○○
(承) ▲●△○△●○
 
七言絶句仄起式 
(起) ▲●△○△●○
(承) △○▲●●○○

そして下は拗体を考慮するとどちらでも良い

(転) ●△○○●● 又は ●△○●○●
(結) ●●○○ 


(転) △○▲●○○● 
(結) ▲●△○△●○
 
4通りの法則どれで作っても良いのです。
これに
4つの名前を付けて一個一個別に載せるから
全部覚えないといけない気になってしまう。

どれも七言絶句の漢詩と覚えればそれでいい

しかも 詩語表に載っているのは

○○
●●
の2文字の段と
韻でグループ分けされた
●○○
△●○
の3文字の段

そして
転句
○●●
●○● 
○○●

転句●○● がなければ法則5も簡単になっていたところ
だれ漢式の△○●でOKなら
結句6文字目と転句6字目は逆になり両方に●○●は使用できる
となるのだがそこは私にはまだ謎の部分

5つの法則を使って順に作っていくと

結句567文字を ▲●○ を選ぶ

結句6文字目と4文字目が逆だから 
  結句34文字は△○となる

結句4文字目と2文字目は逆だから
   結句12文字は ▲●となる

結句 ▲●△○○●○ 

転句567文字目は結句6文字が●だから○○●

転句4文字は結句4文字○の逆だから 転句34文字は▲●

転句2文字目は 4文字目と逆だから転句12文字は△○
転句は  △○▲●○○●

結句567文字目を詩語表から選ぶと必然的に
転句結句の平仄は決まる。



起句、承句は この 転句結句に平起、仄起どちらを載せても良い

起句567文字を  ●○○ を選べば

承句567文字は △●○

起句6文字目が○だから起句34文字は ▲●

起句12文字は △○

承句34文字は △○

承句12文字は ▲●

となり

起句 △○▲●●○○
承句 ▲●△○△●○
転句 △○▲●○○●
結句 ▲●△○▲●○ 

拗体 七言絶句平起式

となる。

中々面白かった

今までは 最初に
平起、仄起どちらで作るか決めてそれに合わせて
詩語を見つけてて
拗体なんか難しいから手を付けることもないだろうと
考えていたら

実は自由度を上げるための四変化だったのを気がついたのは
大きかったです。

まぁいわゆるお約束ごとを考慮して出来たのが詩語表と平仄の法則
またお約束に戻しただけなんだよな

どちらを覚えた方が楽かはまぁ個々ですね。 

この先の転記の説明は

自分の作ったエクセル書類たちを使ってみます


平起式

57
 2文字+2文字+3文字に区切って 番号を振ってあります

この番号の順に詩語を拾っていきます
看梅の詩を作る

看梅の所 P41を開く
1 庚韻 ●○○の から 話幽情 を選ぶ 
2 ●●から 野店を 選ぶ
3 ○○から 恍然を 選ぶ
結句
恍然野店話幽情 と一句が完成

4 ○●●から 声緩渡 を選ぶと 上に鳥が欲しい
5 ○○から  初鷹  を選ぶ
6 ●●から  林下 が選べる

林下初鷹声緩渡

7 庚韻 ●○○ から 玉晶々 
8 庚韻 ●●○ から 画不成

という具合に番号順に選んでいく
59

村園一白玉玉晶々たり
水に映ず横斜は画けども成らず
林下の初鷹声緩く渡る
恍然として野店に幽情を話す

として見る。
これでどうやら詩らしきものができた

と有ります

つまり
エクセル漢詩学習帳と大体同じ理屈

でだ

説明では7の部分を8番と書き
8の部分を9番と書いてあり

間違っているとしか思えない部分もある

理解してれば間違えにも気がついて当たり前
の罠ではないかと

疑ってしまう

しかも
8番まで書いたら
後は同じようにに選んでいくと

と飛ばしまくり(笑)
最最初は飛ばさないで全部書いて欲しかった。。。
そんな昭和感ばりばりの教え方です。

仄起式での説明では吟味推敲
のやり方も書いてあり

個人的には
平起の説明書いてる時に早く次の仄起を書きたくて
うずうずしてたのかなぁなんてまた想像を膨らまします。


 因みに
話幽情
はエクセル詩語表には載ってなかったです 

5,詩語表による作り方
もいくつかの部門に分かれてるので
細切れにして覚え書きしていきます。

Excelで作ったエクセル詩語表の元になってる漢詩詩語辞典の参照文献に
だれ漢も入ってますので詩語は網羅してると思いましたが
探してみるとそんなにありませんでした。

残念

この詩語表 よく見ていくと絶妙な段組表で
初心者でもあっという間に漢詩が出来る構造になってます

すげーな

だれ漢の詩語表の読み方があの文章では理解が難しい方は
覚え書きが多少参考になればと思い書いておきます。 

漢詩は
七言絶句
2字+2字-3字=7字

五言絶句
 2字+3字=5字

となるので
○○
●●
の2文字の段と
韻でグループ分けされた
●○○
●●○
の3文字の段

そして
転句
○●●
○○●
の3文字の段

が段落によって
に分類されていてる

○○の段には●○も含まれるその場合は 字の脇に ●印が付いている
●●の段には○●も含まれるその場合は 字の脇に ○印が付いている

注意点は韻のグループの並び
同じ韻のグループの
●○○
●●○
だけを見るよう気をつけて
特に
●●○
には韻マークが付いてないので
隣の韻まで使わないように

○●●は 七言絶句なら平起式の転句
    五言絶句なら起句あるいは転句に使える

○○●は 七言絶句なら仄起式の転句に使う

○○や●●がどうしても足りないと感じる時は
次の詩題から拾ってきても良い
また 3文字 ● ○○の○○の部分を意味が通じるなら
使っても良い

また 高吟(○○)が気に入らない時は一三五不論なので
低吟、幽吟、独吟、と1文字目ををどんなに変えても良い

また
先入秋(○●○)の秋の文字が韻字なら
秋の上の●●から引用して
●●○ 一葉秋、落葉秋、独座秋 

など新しい詩語を製造できる。

と言う感じ

つまりは

詩語表は
○○ = △○
●● = △●

韻ごとに
●○○
●●○
転句の3文字

に段落で分類されてる
同じ平仄の所なら
3文字の2字を使ったり
3文字の1字と2字を組み合わせて
3文字の新しい詩語を作れる

よく見て他の韻を選んだりしないよう気をつけてね


って感じかな


なかなか詩語表から
組み合わせを替えて詩語を作ろうとは考えませんが
なるほどと気づかせていただきました

最初は詩語表の説明は今回は必要なのか?

とも思いましたが読み書きしていくと
結構重要な情報がありました。


 

七言絶句の平仄式は二通り


七言絶句平起式
(起) ○○●●●○○
(承) ●●○○●●○
(転) ●●○○○●●
(結) ○○●●●○○

七言絶句仄起式 
(起) ●●○○●●○
(承) ○○●●●○○
(転) ○○●●○○●
(結) ●●○○●●○

起承転結がおのおのが
起句
承句
転句
結句

と言う意味

式で見ると
起句 = 結句  (同じ)
起句 ⇔ 転句 (反対)

平起式と仄起式では
起句と転句の入れ替えと言うことが分かる
この公式は記憶してく事
○○●●●○○
山川草木轉荒涼 。陽
●●○○
○●
十里風腥新戰場
○●●○○●●
征馬不前人不語
○○●●○○
金州城外立斜陽

となっていて 
新○、 
、不、城○ の四カ所は平起式の公式にあってはいないが
これでいいのだ
それは
一三五不論、二四不同 。二六対 という大原則があるから
しかし 「下三連は除く」という原則もあるので
 
新戰場 ○●○
新○は5文字目だから一三五不論でも良く
○●○だから問題は無が

轉荒涼 ●○○

荒涼 ○○○ すべて荒涼
にしたら 下三連になるのでダメ

弧平という原則
七言絶句の4文字目と五言絶句の2字目 が
平で仄に挟まれてはいけない

123567
●●
十里血腥劇戰場

と変えると4文字目が弧平となって許されない
因みに
血・ケツ
劇・ゲキ

は3−(3)に書いたように
フクツキのツやキが有るから入声で仄だと分かる

でその辺を考慮して平仄どちらでも良い所を△にして書き換えてみよう
弧平を考慮する所は▲とする
(白黒丸がないのでだれ漢だけの特別表記です)

七言絶句平起式
(起) △○△●●○○
(承) △●△○▲●○
(転) △●△○○●● 又は △●△○●○●
(結) △○△●●○○

七言絶句仄起式 
(起) △●△○▲●○
(承) △○△●●○○
(転) △○△●▲○●
(結) △●△○▲●○

拗体の中にも七言絶句が有り
平起と仄起の起承転結の転結が入れ替わったものも許される

拗体 七言絶句平起式
(起) △○●△●○○
(承) △●△○△●○
(転) △○△●△○● 
(結) △●△○△●○
拗体七言絶句仄起式 
(起) △●△○△●○
(承) △○△●●○○
(転) △●△○○●● 又は △●△○●○●
(結) △○△●●○○

例として
「舟發大垣赴桑名」   頼 山陽
○●○○●○ 
蘇水遙遙入海流    
●○○○
櫓声雁語帯郷愁
○○
獨在天涯年欲暮    
●○○●○ 
一篷風雪下濃州

と 仄起式の起承に平起式の転結を続けている
 拗体の一炷とも言うが不粘各(ふねんかく)ともいう


五言絶句の公式
七言絶句の1文字目2文字目を除いて
第一句を「踏み落とし」にしたもの

七言絶句でも第一句の起句を踏み落としと言い
仄にして5字目を平にできる。
特に起床を対句にした時は七言絶句でも踏み落としたほうが良い
 
五言絶句平起式
(起) △○○●●
(承) △●●○○
(転) △●△○●
(結) △○△●○


五言絶句仄起式 
(起) △●△○●
(承) △○△●○
(転) △○○●● 又は △○●○●
(結) △●●○○

五言の公式は
一三不論となるが下三連は生きているので
3文字目全てが平仄自由にはならない
 
ただし○●●は●○●に変えられますが
弧平にならぬよう気をつける
弧平で気をつけることは
平が仄に挟まれてはいけないカ所は

七言の第4文字
123567

五言の第2文字
345
だけで それ以外を言うのではない


さてこれで
法則を覚えて字書を調べ
漢詩を作れと言われたら
そんな難しいことは
とうてい作れないと思うだろう

私もだ

実際 既訳を頭に入れて作ると
五言絶句でも200回は辞書を引くことになる


それで

先人達も使っていた便利な方法が
漢詩入門としてある

お題ごとに平仄がついた詩語があり
また韻が踏めるように同韻の詩語が分類して
集められている

後は繋ぐだけで容易に作れる

詩語の書いてある本が昔は容易に手に入ったが
いまではなかなか入手困難であり現代の
要求に合致しないものばかりであった

だからどんなものにも作れるようにこの本を作ったので
次章の作法で容易に出来ます。

と言う感じ

つまり
平仄式には平仄の法則が有り
それに合わせて漢字の平仄を選ぶ

三五不論
二四不同 
二六対

下三連は除く
弧平

などの法則を考慮すると平仄両方使える△のところが出来て
弧平を考慮する所は▲とする
(白黒丸がないのでだれ漢だけの特別表記です)
七言絶句平起式
(起) △○△●●○○

(転) △●△○○●● 又は △●△○●○●
(結) △○△●●○○

七言絶句仄起式 
(起) △●△○△●○
(承) △○△●●○○
(転) △○△●△○●
(結) △●▲○▲●○

拗体という方式も有り

 拗体 七言絶句平起式
(起) △○●△●○○
(承) △●▲○▲●○
(転) △○△●△○● 
(結) △●▲○▲●○
拗体七言絶句仄起式 
(起) △●△○△●○
(承) △○△●●○○
(転) △●△○○●● 又は △●△○●○●
(結) △○△●●○○

五言絶句は七言絶句の
3456文字目を使った絶句で
法則を考慮すると 

 五言絶句平起式
(起) △○○●●
(承) △●●○○
(転) △●△○●
(結) ▲○▲●○


五言絶句仄起式 
(起) △●△○●
(承) ▲○▲●○
(転) △○○●● 又は ▲○●○●
(結) △●●○○

となるよ
ここまで読むと
難しくてとうてい出来ないと思うでしょ 
でもこの先漢詩の簡単な作り方が書いてあるから
安心して次に行ってね
 と言うことかな

え〜 個人的には
この章
漢詩を勉強したいという方は是非読んでいただきたいが

漢詩を作ると言う作業だけを考えると
読まなくても大丈夫かな(笑)
許されるお約束といけないお約束を考慮した結果の
平仄が書いてあればそれで済むのかな
その通りに作る限りやっていけない事はやれないのだから


この記事を最初に書いた時はそう思ってましたが

そうしても犯してしまう可能性のある作法があった
弧平 456文字目が ●○● と成ってはいけない

後の方で先生も弧平だけは気をつけるようにと書いてあります。

作法を知っておくことは最終的には必要なので
かなり勉強になりました。

因みに今まで自分は仄起式の転句は
(転) △○△●△○●
では無く
(転) △○△●○○●

と考えていて、諸々調べても
(転) △○△●△○●

の表記は だれ漢でしか今のところ見つかってません
今まで作った物も
(転) △○△●○○●
を元に作っているのですが 
さてどうしたものかと
偉い人に会ったら尋ねるリストに入れてあったですが

後にだれ漢の中で 挟み平 ●○●は 平起式で使うことができるとあるので
仄起式では使えないと解釈して
(転) △○△●△○●とは書いてあっても
実際には
(転) △○△●○○● で良いのでは無いかととりあえずは納めました。



最後の方で
ねっ難しいでしょ でもこれからのことをやると簡単だよ

では平成人は昭和文章をそこまで読めるのが困難かもしれない

後輩達がこの本を読んで脱落した意味がなんとなく分かりました。
大体、漢詩を作らないといけない状況になって本を手にするのだから
さっさと作り方を知りたいよね(笑)

この章は結構な高い壁でした。

 

平仄の部です

字書のマスの中の隅に印が付いている
この印が平仄を表している

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この四つを平上去入の四声という

そして 上去入の三声をまとめて仄声といい●で表す
平声を○で表し
詩で決まった平仄の公式にあわせて作ってある。


平仄とは

平声(ひょうしょう): 漢字の音読みの強弱よって抑揚のない平らな発言

仄声 :シャープな抑揚のあるもの

となり
これは中国の文字は発音の量は少ないが文字の数が多いため
同じ発音を抑揚やアクセントで区別したいという考えから始まった。

詳しく説明すると長くなるので、前記はまる覚えしてください


平仄の見分け方

入声字だけは
音の尻に





がつけば入声字と言われいて
●仄字となる。


竹・チク
側・ソク
月・ゲツ
日・ニチ
識・シキ

合・ガフ
葉・エフ
などは今日ではゴウ・ヨウとしか覚えてないので
難しい

蝶・テフ

など 知っておかないと入声は分からない

とこんな感じ
つまり

詳しく話すと長くなるから
14
平声=平 漢字の音読みの強弱よって抑揚のない平らな発言
仄声=上+去+入 シャープな抑揚のあるもの

これは
まる暗記してね

入声字は
音の尻に





がつけば入声字と言われいてるけど

蝶・テフ
とかの読み方を知らないと難しいよ

と言うことかな

個人的には

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が平声○だけ覚えて

他は全部仄声●

平成人はほぼ
蝶・テフとかの読み方を知らないので
素直に字書をみるかネット検索して調べましょう

ですね。(笑)





 

韻についての場所の覚え書き

詩というものには必ず韻というものが踏んである

山川草木轉荒涼 さんせんそうもく うたたこうりょう
十里風腥新戰場 じゅうり かぜなまくざし しんせんじょう
征馬不前人不語 せいばすすまず ひとかたらず
金州城外立斜陽 きんしゅう じょうがい しゃようにたつ

7文字目を並べてみる
音で読むと
1涼 リョウ
2場 ジョウ
3語 ゴ
4陽 ヨウ

と1,2,4は同じ響き
3は響きが違う
1,2,4を同じ尾韻にする

訓読しないといけない所でも
韻は音で読まなければ分からない

だがしかし

音だけで区別しても同じ韻か分からないので

字書を引くべし

字書を引くと

1涼 リョウ [。陽]
2場 ヂョウ [。陽]
4陽 ヨウ  [。陽]
(実際の 。陽は □に囲まれてます)

同じ音でも

両 リョウ [”養]
丈 ヂョウ [”養]
養 ヨウ  [”養]
(” は ○の代用)

諒 リョウ [漾”]
丈 ヂョウ [漾”]
漾  ヨウ    [漾”]
(” は ○の代用) 

となり 
字書のマスの中に書いてある文字が同じなら韻が合う
マスの中に書いてある韻の数は106有ります


こんな感じで書いてある

つまり
韻は同じ音のグループではあるけど
106もの数があり
同じ音でも違う韻のグループの物もあるので
字書を引いてマスの中の文字が同じ物を選ぶべし

と言う意味なのかな
マスの中の四隅の○の意味は次回の平仄で説明してます。
 

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