前回の仄起式で作った漢詩のお題で

平起式の漢詩を組み立てる

お題は 新秋即時

庚韻で最初(起句1△2○)から順番に作ってみる

詩語表 新秋即時 P72

起句 縦1行目から全部選ぶ

新涼 如水 一虫鳴(庚韻)

承句も 縦1行目から全部選ぶ

冷気 侵肌 涼意盈(庚韻)

転句は 縦2行目から秋到 郊墟 
    縦3行目から悟葉落
秋到 郊墟 梧葉落

結句は
庚韻●○○から選ぶ
見秋生は 秋が転句と重複だからいけない
草虫鳴は 起句の一虫鳴と重複するからなおさらいけない
早冷生は 冷が重なる
動吟情 を選ぶ

結句なので全体を結ぶので難しくなる

何来 短笛 動吟情(庚韻)

としても 下の3字をよく考えて選ぶ必要がある。



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吟味すると
 涼字重出 承句の涼は5字目で平仄自由なので
      涼意盈を風意盈 に替える
冷気を爽気に替えても 1文字目は△だから良い

結句の 短笛を 一葉に替えたいところだが転句に梧葉が有るからダメ

しかし結句を

何来 一葉 動吟情

と 梧桐の葉に秋を感じたことにしたいなら

転句を
○●  ○○  ●○●
秋到 郊墟 落梧早 と 挟み平(●○●)に改める

落が●なのは ラクが フクツチキに平字なく なので入声だから良い

梧が○なのは詩語表の ○●●に 梧葉落 が有ることから分かる

早が●なのは詩語表の ○●●に 秋信早 と出てるので分かる

一葉と一虫鳴で 一 が重出してるので 

一虫鳴を草虫鳴や暗虫鳴にしてみる

さて結句の最後から作っても起句の最初から作っても
どちらのやり方でも良いが
もちろん
結句の最後から作った方が良いでしょう

ここまでで切ります

はいここも最後まとめないでやり方だけで終わってます

読んでいて字の間にある言葉を探すのが大変から楽しくなってきました。

では 直した後をまとめた

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さて
まとめてみると
このだれ漢の詩語表の素晴らしさは
今回の説明で発揮されました
なにせ
縦一行だけで二句出来ちゃうのです

今回は3行目までで漢詩を大体組み立てちゃいました。

と言うわけで

かなり乱暴だが
起句の最初から作るとすると
 だれ漢の詩語表で漢詩を作る時は

同じお題の縦から近いところで 
とりあえず意味が通じるように選んで繋ぐ

繋いだ後に吟味する

△部分は自由なので手間いらず
いろいろ変えて吟味する

転句は○●●を●○●も含め探す
 ●○●は挟み平と呼ばれてる
(この呼び方はカッコ良いね)

と言う感じか

個人的には
落が●なのは
フクツチキに平字なく
よりも
○●●に 梧葉落 が有ることから分かる

が自分向きの説明です


今回
いけない というフレーズと
なおさらいけない というフレーズがあった

ん? いけないは なおさらいけない よりちょっとは良いのか?
それはどのくらい良いのだろう
と妄想は膨らむ

次の章は 平起式 を違う順番で作っていくようです