理数系の漢詩覚え書き

2017年01月

転句のリストボックスが上手くリンクできてませんでしたので
直しました。  

down 

最初に書いておきますが
解析は自力でやります(笑)

韻と平仄を検索するページ

などで検索して記帳してください
漢詩脇のセルがリストボックスになっていて 平仄を入れることが出来ます 
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 A13 D13 G13 のセルは 韻のリストボックスなってます。

通常はG13のみ選べば済むと思いますが他人の漢詩の解析用なので

3つのセルをリストボックスにしてあります

 Excel 絶句平仄確認表の七言絶句拗体仄起の転句3部分の平仄の表記に誤りがあり直しました。

記事書いていて拗体平起と拗体仄起の画像貼ったら
転句3が同じでなんかおかしいことに気がつきました。。
素人がやるとこんなもん 
 七言絶句拗体仄起で作ってやろうという強者は余り居ないと思うのですが
済みませんでした。
 
その他間違いを発見されましたらご報告をお願いいたします。


学習帳で大体の組み合わせを体験したら

次は詩語表の平仄グループから 絶句平仄確認表へ転記してみましょう

こちらのHP から エクセル詩語表と Excel絶句平仄確認表 をダウンしてください

 Excel絶句平仄確認表は 平仄が各部所ごとに表記されてるので
そこを同じ平仄で埋めていけば良いようになってます。

 絶句平仄確認表 七言絶句正格絶句平仄確認表 七言絶句偏格
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五言絶句も載せてあります

各絶句に合わせて

詩語表を開き
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 平仄マークの同じシートを選んで詩語を選択し
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 絶句平仄確認表へ転記します

コピー&ペーストする時は
記入欄へペーストするようにしてください
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入力が終わると縦書きに変わります

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偏格の漢詩はこの方法で作っていきましょう。

最終的には
絶句平仄確認表を印刷して漢和辞典などで詩語を作りながら
書き込めるようになれば 良いなぁと将来の自分へ期待(笑)

まぁ その頃には確認表が必要にならないようには憶えるでしょう
 

どうやら本来の
吟味推敲とは随分違って荒っぽい方法ですが
また詩語探しで意味を考え直すのも面倒な時

漢詩の最初の4文字は△○と▲●の組み合わせです
 
先ずは最初に作ったパズルのパーツを入れ替えてみる
 △○は△○の入る所同士入れ替える

承句と転句は4文字の組み合わせは同じなので
その4文字をそのまま入れ替える 
先ずは選んだパーツで遊んでみましょう

 絶句平仄確認表 七言絶句正格

漢詩が出来たら 吟味推敲 が必要らしい
吟味推敲の読み方知りませんでした
ぎんみすいこう と読むらしい

詩文の字句や文章を十分に吟味して練りなおすこと
の事 まぁ初心者からするともし発表しないといけない漢詩は
その御大に吟味推敲してもらえば、きっと1文字くらい残るかな
位に吟味推敲してもらえるとは思いますが
初心者には初心者らしいたどたどしさも魅力と思います

自分で納得しない時は新しい詩語に入れ替えて悩むのが
本来の吟味推敲なのですが

自分が最初に選んだ詩語をパズルして入れ替えてみるのも良いかも

で一番簡単なこと

起句と結句   平仄の法則、韻は同じなんですね
自分は川柳を長いことやっていたが
出来たらとりあえず 5 7 5 の5の部分を入れ替えて一考してみます
川柳の場合は入れ替えた方が良くなることは良くあること

漢詩は結句には結の意味、起句には起の意味があるので
入れ替えた方が良くなる事は滅多に無いですが

まぁ淡々と景色を説明したような漢詩で
何かしっくりこない時 入れ替えてみて

そちらの方が良い感じになる可能性はゼロでは無い(笑) 

漢詩学習帳の 詩語のカテゴリの無い その他
の所に結構良い詩語が隠れてます。
その他も忘れずに確認してください

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香語作成練習

Excelで作ってあります

ある程度詩語の意味が分かってきたらですが
こんなのも試してみてください
複数の漢字パズルをしてみて上平声東韻を使うことが多かったので
今回は練習と言うことで韻を上平声東韻のみに絞りました。

Excelで複数の詩語を組み合わせて香語みたいな物を作る練習が出来ます
韻は上平声東韻のみ詩語表より抜き出してあります。
sheet2を編集することで詩語を増やすことが出来ます。

入力セルを選びますとリストが出ますのでリストを選ぶことで

平仄と韻の合う漢詩のような物を組み立てることが可能です。

まぁ どうしても漢詩を作る必要があってどうせ御大が見て直してもらえる時などは
とりあえず平仄と韻がそろってる漢詩もどきが必要な時も使えるかもしれない 

漢詩の直し方
直す詩語のシートを選んで 

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選んでいた詩語の0をXに戻してから
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他の詩語を選んでください

 

さて 承句を作れば 全部のパズルが完成して
とりあえず

平仄と韻は出来てる漢詩のような物が完成です。

承句2を作る −> をクリック

草不除 くさをのぞかず

さてどこの草も抜いてないかというと庭だよな

ということで
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その・にわ ボタンを押してチェック

そのまんま 園庭 えんていを選択

園庭 草不除 えんてい くさをのぞかず
○●  ●●○

4文字目も孤立していないので
弧平 も大丈夫

そのまんまで良いな


さてここまでの流れをまとめてみる
 
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どうしたものか今日は何をして楽しもう
○○ 庭の草も抜いてないんだけど
奥庭は春といえども寒し雨も降り続いてるから
詩を作って書に書いてるよ

という全体の意味での○○の部分

草も抜いてないんだけど気にはかけてるんだよねぇ

の 気にはかけてるんだよねぇ

の部分が欲しいところか

と言うことで探してみる

なかなか見つからない

悩んだ時の 助詞 
につづく
悩んだ時の その他

その他ボタンをクリック
いわゆるボタンにあるグループでは無い詩語達が眠ってます

と言うわけで

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毎思 おもうことに
を発見 選択

これでとりあえずは完成です

完成漢詩 をクリック

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いかんか こんにち たのしみいかん

おもうことに えんてい くさをのぞかず

しんいん はるさむく あまあしれんなり

しなり ふですすむ いちぎょうのしょ


どうしたものか今日は何をして楽しもう
庭の草も抜いてないといつも思ってるんだけど
奥庭は春といえども寒いし雨も降り続いてるから
詩を作って書に書いてるよ
って感じ 出てるかな?

なんか 眺めただけなら漢詩みたいでしょ(笑)

まぁ漢詩ではありますが 識者に添削してもらうと
どうなりますか 誰か添削してくれないかな




承句の前に起句を完成させます
漢詩の入り口を作りましょう

起句2を作る−> をクリック

さて 今日は何をしようかな

という意味から始めようかなと思って

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月・日ボタンを押して見たら
有りました そのまんま 今日

今日を選択

 起句1を作る ー> をクリック

うーーん 起句2と起句3で今日は何しようか?
と意味が出来てるので
起句1はちょっと悩む

困った時は 助詞を見てみる
助詞ボタンをクリック

あった!!
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若為 いかん 意味的にはいろいろあるが
今回はどのようにしてと言う意味で使おう

どのようにして今日は楽しもうかな

と言う意味で

 若為 今日 楽何如
いかんか こんにち たのしみいかん

何如も助詞なので助詞ばかり いかん ばかりで
そもそも助詞始まりで大丈夫なんだろうか?
と説明書きながら思ったが

まぁ今回は作例としてなので進みます(笑)

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転句が出来たら

起句3を作る −>をクリック

結句3で選んだ詩語の韻のグループから探します
結句3は 上平声魚韻
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上平声魚韻ボタンをクリックすると上平声魚韻のグループ辺りに飛びます

結句3で使った一行書の「書」の文字はもう使えませんので最後の文字が
「書」以外の詩語から選びます

起句なのでまぁ序章と言うことで
漢詩は始めたばかりの趣味だから楽しく作っていきたいなぁ
と言う意味もあって
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楽何如 たのしみいかん
を選択

もう使う韻は決まってるのである程度無理矢理感が有っても
気にしないでとりあえずは形にしてからもう一度悩むと言う事で進める

承句3を作る −> をクリック

上平声魚韻ボタンをクリックすると上平声魚韻のグループ辺りに飛びます

今回は平声魚韻のグループから 一番下の文字が「書」と「如」
以外の物から選びます。

後は話の流れ的にどんな詩句が良いかなぁと探していきましょう

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楽しい事を考えてるけど
庭の草取りなど余りしてないなぁ

そのまま詩語がありましたので

草不徐 くさのぞかず

を選択

これで大体の流れが出来てきました

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どうしても良い感じの詩語が見つからない時

助詞ボタンで助詞を読んでみましょう
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この中でなんとなくでもそこの2文字に入りそうな物を選ぶと

他の語が強調されたり否定されたりと動きが出てきます

自分的には自問自答的に使うのが好きですね


何在 いずくにかある

とか

従此 かくのごとく

とか
使い勝手が良いです。

自分の場合 迷ったらとりあえず助詞を見てみます。
 

初心者が漢詩を作る順番
結句3 結句2 結句1
転句3 転句2 転句1
起句3 承句3 起句2
起句1 承句2 承句1

の順が良いと言われてます

転句の後 起句3それから承句3を作るのはなぜなんだろ

 漢詩作法入門講座 では 起承句は転結へのうたい起こしになる部分
と説明されてます。

結句は転句により起句承句の動きに変化をつけますが

承句は起句の続きでいわゆるまだ前置きの部分?
起句を決めてから作った方が
流れが分かりやすいと言うことなんでしょうかね

起句3の後に承句3を決めるのは
僕的にはさっさと韻の部分は決めておけという考えです

結句で使った韻のグループから韻の詩語を選んでから上の部分を決めた方が
上4文字を先に作って
3文字の動きの部分が上の部分に左右されしかも韻まで考えるよりは楽だからかな 

と言うわけで 初心者にお勧めの順番と言われてる最大の理由は

それが一番楽な順番 と言う事なんだと 自分は解釈してます。

その順番にとりあえず作ってみて 最終的に直していけば良いんじゃないかな。 

結句を作ったら転句を作っていきます

転句3を作る−> をクリック

4コママンガの転とかだと
オチにつづく動きのある部分で

やはりなんか動きを出さないといけないのか?
とか考えてしまいますが

詩語には転句に特化した転句用の3文字の詩語があります 
これを転句3(567の3文字) に当てはめれば

それはもう転句なのです。
じぶんはそう考えました。

と言うわけで
結句 
12 34 567
詩成 筆進 一行書
しなり ふですすむ いちぎょうのしょ

につづく転句を考えてみましょう

今回の学習帳はリニューアルして
○○●の転句は削除しましたので
基本どの句を使っても大丈夫だと思います
(作る時の転記間違えもあるので必ず作成後平仄は確認してください)

なぜ 詩を作ってそれを書いてる暇が有ったかというと
雨が降っていたから

と言う事で

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連雨足 あまあしれんなり

を選択 使用した句での使い方はちょっと違うが
まぁ雨がずっと降ってるって感じにも使えるかな?
ということで選択

転句2を作る−>をクリック

さて雨が降っている今日はどんな日か
実際この句を作った日はパズルを始めたばかりの
平成28年3月14日  春なので 春ボタンを押してみる

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春関係の詩語の付近に飛ぶので見てみると
春寒がずらっと並んでるそれだけ例題も多く
よく使われてる定番なのかな

と言うわけで 春寒を選択

春寒連雨足 となる

さて 転句1を作る−> をクリック

 春に雨が降ってるのはどこ?

ここはどこなので有る
たとえ本当はアパートの一部屋でも
ちょっとした風情のあるところにしてみたい

さて風情のあるところはっと

 雨の降ってるところは外だしと探してみると
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その・にわ の所に 深院を見つける 
意味は奥の中庭
いいんじゃない

と言うわけで 深院を選択  

12 34 567
深院 春寒 連雨足
しんいん はるさむし あまあしれんなり

転句が出来ました
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初心者の漢詩は結句の最後の3文字から作っていくと

説明があります。

なぜだろう? 
きっと探せば理由は何かの本に書いてあると思いますが

自分なりの解釈

 結句の最後が今の気持ちに一番近いからでは無いかと

いろいろあったが楽しかった
という気分が今なら
先ずは結果の楽しい気分を作ってから
いろいろあった事を思い出しながら逆に書いていく

そうなのかなぁ って感じました

だから 心が動いて 何か漢詩にしてみようと思った時
その時の気持ちを結句で表してから前を考えましょう

韻も余り気にせず結句3を一番気持ちに近いところから見つけて

その詩語の韻で踏む韻を決めます。

4コマ漫画で言うところの落ちの部分から書いてくのも
また楽しです。 

 

今回のお題は
詩を作って書いてるよ

というお題(笑)

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オレンジ色の漢詩作成開始をクリック

先ずは韻とかは気にせず都合の良い詩語を探す

今回選んだのは
上平声魚韻の 一行書 

まぁ漢詩だから一行じゃないだろと言うこともあるけど
一行書を複数書けば漢詩だし
とりあえず書だから良いか位のいい加減さでも充分

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一行書の列の赤いリストボックスをXを0に 結句3はそれで選ばれました

結句2を作る−> をクリックすると

結句2を選ぶ画面になります

リストの上の方には グループ分けされたボタンが配置してます



まぁ一行書に関係ある詩語と言うことで
文具のボタンをクリックすると 文具関係の詩語の行に飛びます
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今回は 進筆を選択  

進筆一行書  なんかそれっぽい

結句1を作る −> をクリックして結句1を選びましょう

 さて 一行の書を書いてるのだが
なんの書を書いてるのか?

まぁ作った漢詩を書いてる
と言うわけで 詩のボタンで詩の詩語に飛んでみる
詩が出来たと言う意味の
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詩成 を選ぶ

結句
12 34 567
詩成 進筆 一行書
しなり ふですすむ いちぎょうのしょ


おおっ なんか漢詩っぽい

と言うわけで結句が完成です




 

Excel漢詩学習帳

より ダウンしたkanshi.zipを解凍してでてきた
漢詩学習帳はMACで作成されたエクセルテンプレートになってます。

開くとブック1として新しい学習帳が開きます。

諸々の説明の書いてあるreadmeを読んでもらって開始です
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お題というか 漢詩に表したいなと思ったことを お題として考えましょう
心が動いたから、詩に残したいと思うのだし


庭の鳥の声が綺麗だったでもいい

景色でも感情でも、とりあえず
何に対して漢詩を作るのか考えましょう。

禅宗などは式があるとことごとく漢詩を作らないといけなかったりで
必要に迫られて作る事もあるらしい
そういう時も今の自分や外の景色を見てまずはお題を考えましょう

記事を書いていて諸々の間違えに気づき(笑)


Excel漢詩学習帳を治しました。
とくに転句3の○○●は正格には必要ないので削除しました。

最初はその辺も関係なく組み立ててと思ってたのだが
さすがにそれはやりすぎかなぁと考え直しました。

 それに伴い 詩語表も転句は正格用と偏格用にシートを別けてあります。

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