理数系の漢詩覚え書き

カテゴリ: 実践

独学で漢詩を作ろうとHPを調べてみて

七言絶句の作り方 - 漢詩作法入門講座

この辺を参考にして

漢詩を詩語のパズルとして考えて
詩語のデータを探してた所

菅原 武 師より

データを提供していただけたので
作成してみました。

EXCEL 漢詩学習帳

詩語の検索と転記という作業を楽にすることで
詩語辞典の厚みを見ただけで挫折したり
漢和辞典片手に悩んで結局、作るのやめたと
先ずは自分がそうならないようにエクセルでまとめてみました

とりあえず タブレット類でもExcelが動けば漢詩作成はできるのを
確認してますので出先でも作れますし自分自身出先でタブレットで作ってます
 

漢詩のお約束 自分は独学なのでそのまま専門書とか読まずに
最低限のお約束でのパズルを考えてます

先ずは平仄

Excelで漢詩学習では七言絶句正格にて練習します。
絶句平仄確認表 七言絶句正格


ただどうしても結句の567で使いたい詩句が△●◎ 
だったり 
起句の12を ▲●にしたかったりしたら偏格にて作成してみましょう
絶句平仄確認表 七言絶句偏格
その辺は 絶句平仄確認表 で確認してください
 

韻を踏むというのは起句、承句、結句の
最後の7文字目を同じ韻と言われてる
グループから選ぶこと
そして基本その文字は同じ文字を使わない

Excel漢詩練習帳では同じグループから
3文字の詩語を選んでいくパズルなので
自分的には分かりやすくしたつもりです。
ただし
韻のグループによって詩語の数も違いますので
なるべく多い詩語のグループを選ぶと楽です。 

転句は転句専用の詩語表から 詩語を選べば
あまり韻を考えなくても良いでしょう。

同じ文字はなるべく使わない

年年とか歳歳 などの繰り返し文字や
一刀一断 などの熟語は使ってもかまわない

他にいろいろ見てみるとわざと同じ文字を使って
意味を深めてたり文字の遊びをしてたりと
同じ文字を使ってる漢詩はいっぱい有るが

それは自分のような初心者には無理なので
素直に違う文字は使わないとします。

自分の場合
作る段階では余り気にせずパズルをして
できあがってから
同じ文字のカ所をいじっていきます。

同じ文字が2カ所有ったら
両方ともいろいろ変えてみると

結構逆に良い感じになります。

最初のパズルで一回使った文字を避けて作ると
実は後からの場所にその文字を使った方が良かった
という事が無くなってしまうので作る時は気にせず
組み上がってから同じ文字の詩句を悩みましょう。

しかし 韻の部分の3文字の所は
同じ韻の詩語の数も少ないので作る段階で
同じ文字を使わないように気をつけましょう
とくに韻の7文字目は同じ文字を
使わないように気をつける習慣を付けておきましょう。

 
2017/2/6
お約束を増やしました
間に記事が入れられないので
追記

孤平

七言絶句の4文字目の平仄は孤立させない

つまり 3文字目と4文字目の平仄が違う時は
    3文字目と5文字目は同じにしない


気をつけるところは基本的に

作る順番を考慮して3文字部分から選ぶとすると

▲の部分
(白黒丸がないのでここだけの特別表記です)

(承) △●▲○△●○

 この▲部分を
5文字目と同じにしない

それと
転句3の部分が ●○●を選んだ時は
(転) △●▲○●○●
となるが
孤平 を考えると
必然的に

(転) △●○○●○●
となりますが
漢詩大会の審査基準では転句の下五文字挟み平の時は
●○●○●とすることを可とします、とあるので
(転) △●●○●○● もOKとなり

(転) △●▲○●○● と考えて良いと自分は判断しました。

自分のとりあえずのお約束は

平仄

同じ文字を使わない
孤平
その4つで組み立てていきます。

お題というか 漢詩に表したいなと思ったことを お題として考えましょう
心が動いたから、詩に残したいと思うのだし


庭の鳥の声が綺麗だったでもいい

景色でも感情でも、とりあえず
何に対して漢詩を作るのか考えましょう。

禅宗などは式があるとことごとく漢詩を作らないといけなかったりで
必要に迫られて作る事もあるらしい
そういう時も今の自分や外の景色を見てまずはお題を考えましょう

今回のお題は
詩を作って書いてるよ

というお題(笑)

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オレンジ色の漢詩作成開始をクリック

先ずは韻とかは気にせず都合の良い詩語を探す

今回選んだのは
上平声魚韻の 一行書 

まぁ漢詩だから一行じゃないだろと言うこともあるけど
一行書を複数書けば漢詩だし
とりあえず書だから良いか位のいい加減さでも充分

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一行書の列の赤いリストボックスをXを0に 結句3はそれで選ばれました

結句2を作る−> をクリックすると

結句2を選ぶ画面になります

リストの上の方には グループ分けされたボタンが配置してます



まぁ一行書に関係ある詩語と言うことで
文具のボタンをクリックすると 文具関係の詩語の行に飛びます
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今回は 進筆を選択  

進筆一行書  なんかそれっぽい

結句1を作る −> をクリックして結句1を選びましょう

 さて 一行の書を書いてるのだが
なんの書を書いてるのか?

まぁ作った漢詩を書いてる
と言うわけで 詩のボタンで詩の詩語に飛んでみる
詩が出来たと言う意味の
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詩成 を選ぶ

結句
12 34 567
詩成 進筆 一行書
しなり ふですすむ いちぎょうのしょ


おおっ なんか漢詩っぽい

と言うわけで結句が完成です




 

結句を作ったら転句を作っていきます

転句3を作る−> をクリック

4コママンガの転とかだと
オチにつづく動きのある部分で

やはりなんか動きを出さないといけないのか?
とか考えてしまいますが

詩語には転句に特化した転句用の3文字の詩語があります 
これを転句3(567の3文字) に当てはめれば

それはもう転句なのです。
じぶんはそう考えました。

と言うわけで
結句 
12 34 567
詩成 筆進 一行書
しなり ふですすむ いちぎょうのしょ

につづく転句を考えてみましょう

今回の学習帳はリニューアルして
○○●の転句は削除しましたので
基本どの句を使っても大丈夫だと思います
(作る時の転記間違えもあるので必ず作成後平仄は確認してください)

なぜ 詩を作ってそれを書いてる暇が有ったかというと
雨が降っていたから

と言う事で

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連雨足 あまあしれんなり

を選択 使用した句での使い方はちょっと違うが
まぁ雨がずっと降ってるって感じにも使えるかな?
ということで選択

転句2を作る−>をクリック

さて雨が降っている今日はどんな日か
実際この句を作った日はパズルを始めたばかりの
平成28年3月14日  春なので 春ボタンを押してみる

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春関係の詩語の付近に飛ぶので見てみると
春寒がずらっと並んでるそれだけ例題も多く
よく使われてる定番なのかな

と言うわけで 春寒を選択

春寒連雨足 となる

さて 転句1を作る−> をクリック

 春に雨が降ってるのはどこ?

ここはどこなので有る
たとえ本当はアパートの一部屋でも
ちょっとした風情のあるところにしてみたい

さて風情のあるところはっと

 雨の降ってるところは外だしと探してみると
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その・にわ の所に 深院を見つける 
意味は奥の中庭
いいんじゃない

と言うわけで 深院を選択  

12 34 567
深院 春寒 連雨足
しんいん はるさむし あまあしれんなり

転句が出来ました
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転句が出来たら

起句3を作る −>をクリック

結句3で選んだ詩語の韻のグループから探します
結句3は 上平声魚韻
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上平声魚韻ボタンをクリックすると上平声魚韻のグループ辺りに飛びます

結句3で使った一行書の「書」の文字はもう使えませんので最後の文字が
「書」以外の詩語から選びます

起句なのでまぁ序章と言うことで
漢詩は始めたばかりの趣味だから楽しく作っていきたいなぁ
と言う意味もあって
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楽何如 たのしみいかん
を選択

もう使う韻は決まってるのである程度無理矢理感が有っても
気にしないでとりあえずは形にしてからもう一度悩むと言う事で進める

承句3を作る −> をクリック

上平声魚韻ボタンをクリックすると上平声魚韻のグループ辺りに飛びます

今回は平声魚韻のグループから 一番下の文字が「書」と「如」
以外の物から選びます。

後は話の流れ的にどんな詩句が良いかなぁと探していきましょう

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楽しい事を考えてるけど
庭の草取りなど余りしてないなぁ

そのまま詩語がありましたので

草不徐 くさのぞかず

を選択

これで大体の流れが出来てきました

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承句の前に起句を完成させます
漢詩の入り口を作りましょう

起句2を作る−> をクリック

さて 今日は何をしようかな

という意味から始めようかなと思って

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月・日ボタンを押して見たら
有りました そのまんま 今日

今日を選択

 起句1を作る ー> をクリック

うーーん 起句2と起句3で今日は何しようか?
と意味が出来てるので
起句1はちょっと悩む

困った時は 助詞を見てみる
助詞ボタンをクリック

あった!!
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若為 いかん 意味的にはいろいろあるが
今回はどのようにしてと言う意味で使おう

どのようにして今日は楽しもうかな

と言う意味で

 若為 今日 楽何如
いかんか こんにち たのしみいかん

何如も助詞なので助詞ばかり いかん ばかりで
そもそも助詞始まりで大丈夫なんだろうか?
と説明書きながら思ったが

まぁ今回は作例としてなので進みます(笑)

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さて 承句を作れば 全部のパズルが完成して
とりあえず

平仄と韻は出来てる漢詩のような物が完成です。

承句2を作る −> をクリック

草不除 くさをのぞかず

さてどこの草も抜いてないかというと庭だよな

ということで
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その・にわ ボタンを押してチェック

そのまんま 園庭 えんていを選択

園庭 草不除 えんてい くさをのぞかず
○●  ●●○

4文字目も孤立していないので
弧平 も大丈夫

そのまんまで良いな


さてここまでの流れをまとめてみる
 
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どうしたものか今日は何をして楽しもう
○○ 庭の草も抜いてないんだけど
奥庭は春といえども寒し雨も降り続いてるから
詩を作って書に書いてるよ

という全体の意味での○○の部分

草も抜いてないんだけど気にはかけてるんだよねぇ

の 気にはかけてるんだよねぇ

の部分が欲しいところか

と言うことで探してみる

なかなか見つからない

悩んだ時の 助詞 
につづく
悩んだ時の その他

その他ボタンをクリック
いわゆるボタンにあるグループでは無い詩語達が眠ってます

と言うわけで

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毎思 おもうことに
を発見 選択

これでとりあえずは完成です

完成漢詩 をクリック

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いかんか こんにち たのしみいかん

おもうことに えんてい くさをのぞかず

しんいん はるさむく あまあしれんなり

しなり ふですすむ いちぎょうのしょ


どうしたものか今日は何をして楽しもう
庭の草も抜いてないといつも思ってるんだけど
奥庭は春といえども寒いし雨も降り続いてるから
詩を作って書に書いてるよ
って感じ 出てるかな?

なんか 眺めただけなら漢詩みたいでしょ(笑)

まぁ漢詩ではありますが 識者に添削してもらうと
どうなりますか 誰か添削してくれないかな




香語作成練習

Excelで作ってあります

ある程度詩語の意味が分かってきたらですが
こんなのも試してみてください
複数の漢字パズルをしてみて上平声東韻を使うことが多かったので
今回は練習と言うことで韻を上平声東韻のみに絞りました。

Excelで複数の詩語を組み合わせて香語みたいな物を作る練習が出来ます
韻は上平声東韻のみ詩語表より抜き出してあります。
sheet2を編集することで詩語を増やすことが出来ます。

入力セルを選びますとリストが出ますのでリストを選ぶことで

平仄と韻の合う漢詩のような物を組み立てることが可能です。

まぁ どうしても漢詩を作る必要があってどうせ御大が見て直してもらえる時などは
とりあえず平仄と韻がそろってる漢詩もどきが必要な時も使えるかもしれない 


学習帳で大体の組み合わせを体験したら

次は詩語表の平仄グループから 絶句平仄確認表へ転記してみましょう

こちらのHP から エクセル詩語表と Excel絶句平仄確認表 をダウンしてください

 Excel絶句平仄確認表は 平仄が各部所ごとに表記されてるので
そこを同じ平仄で埋めていけば良いようになってます。

 絶句平仄確認表 七言絶句正格絶句平仄確認表 七言絶句偏格
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五言絶句も載せてあります

各絶句に合わせて

詩語表を開き
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 平仄マークの同じシートを選んで詩語を選択し
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 絶句平仄確認表へ転記します

コピー&ペーストする時は
記入欄へペーストするようにしてください
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入力が終わると縦書きに変わります

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偏格の漢詩はこの方法で作っていきましょう。

最終的には
絶句平仄確認表を印刷して漢和辞典などで詩語を作りながら
書き込めるようになれば 良いなぁと将来の自分へ期待(笑)

まぁ その頃には確認表が必要にならないようには憶えるでしょう
 

Excelを使う上で検索できるのは
かなりの時間短縮になります
3文字なら DEF列を選んで
検索したい文字を入れて
検索すると
選んだ列の中から検索してくれます。
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2文字の時も同じで 使いたい文字を使った詩語に飛んでくれるので
便利です

とはいえ なかなか目的の意味の詩語があることが少ないですね。 

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