理数系の漢詩覚え書き

カテゴリ: だれ漢覚え書き

今更ながら

日本で一番分かりやすい漢詩解説書
だれでもできる漢詩の作り方 今更入手です
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在庫もある本屋さんからネットで購入

まぁ今後は読んでみて、それから学んだことでも
自分の言葉で書いていけたらなぁと思います

まぁ 自分が理解するための自分語での解釈
自己満足覚え書きです

詩語表とか転載する気は無いので
だれ漢記事は 

だれでもできる漢詩の作り方
の本を持っている人が読んで

笑いの元にでもなれば良いな位の
文章力です。
 
もし読んで興味が出たら是非
だれでもできる漢詩の作り方
を入手できるうちに手に入れて置いたほうが良いかも 

だれでもできる漢詩の作り方
序を読んだ 
昭和38年に高橋宗雄という著者の漢詩の親友という人物が 
いわゆる本と著者の紹介を書いている

今まで漢詩の本はいくつかあったが 詩語が載ってる本と言うことで
画期的な漢詩の本が出た。

著者の 太刀掛 重男氏は漢詩の機関誌に23歳にして紹介される位若い頃から
漢詩の頭角を現し、その漢詩は老人の物ではないかと言うくらいの完成度であった。

それから30年余り彼とは友人関係で有り今回の出版に対して多いに敬意を表したい

云々

まぁそんな感じに読みましたとさ

実にこの本、全156ページのうち漢詩講義は32ページまで

しかも いわゆる目次などもページのうちなので
始まりは11ページから

というわけで作り方の説明は21ページ程度などである

少し我慢すれば退屈でも読めるかなぁ(笑)という数

まぁそれほど難しくはないのだよと言う事なのかなぁ
というわけで読み続けながら覚え書き


出来たら良いなぁ
 

まだ目次までもたどり着いてないわけですが

目次の前の 緒言

一つ  云々・・・・・

という書き方で 12項目 この本を書くに当たっての動機と
また書いていくに当たっての事が書いてありました

簡単にしちゃうと

漢詩の学習帳書が現代(昭和38年頃)に置いて絶版などによりほぼ無くなってきてる
漢詩仲間がおまえが書けというので作りました。

漢詩の作り方の講義は話せば30分程度の事なんだけど、
それを面と向かって話してるつもりで書きました 

この本の内容は自分が中学4年?より始めた漢詩人生30有余年の集大成というには
貧弱ではあるが
それでも自分が教えた中には小学校しか卒業してない物でも漢詩を作っています。


書いて行くに辺り、諸先輩方、同胞、弟子達、詩語表を代々保存してくれた
呉三津田高校 中国詩研究会の会員達ありがとう

この本で漢詩がまた普及してくれたら良いなぁ

そんな感じに読んでいきました。まぁもっとてんこ盛りなんですが
文章もかなり軟らかいとは思うのですがそれでも昭和38年でした。

個人的には詩語表を呉三津田高校 中国詩研究会は保存だけでなく加筆訂正なんかも
繰り返してたのでは無いかなぁと想像を膨らませてます。



 つーか そんな感じで無責任に書き続けて良いのか > 俺

最初のお題は 詩とは 
そもそも詩となんだろうと書かれてます
13行 350文字程度の短い文章で 詩とは何かを書いてます。
さすが、過去一番分かりやすい漢詩の本と言われるだけはある。
すでにこれ以上簡単に書くことは容易ではない位簡単にしかも
緒言でもご自身で語ってるように書いて有る
とあるように

語り口調で書かれております。

と言うわけで箇条書き

詩とは

詩は志なりと昔から言われてる
志とは自分の志すものという意味ではなく
感情の動くところ をさす

詩は心声なりともいう
心声も感情の動くところをいう

とはいえそれが詩の全てではない

どんなに長く詩を作ってる人の詩を見ても
詩とは何かを理解してるとは思えない詩も有るが

人によってははじめから良い詩を作れる人もいるので

簡単には説明できない、これからこれを読み進む者たちは
いつも自分に反省して、先人や他人の作品を理解する必要がある

と言う感じで書いてあり

つまり
詩とは何か 心が動く所ではあるが
それは詩の一部の意味でしかないので
後は自分で作った作品を反省しながらいろいろな作品を読み
詩とは何かを理解していってね。

と言うことなのかな?

ここで原文には 作品を見て 领悟するように  
という文章があるのだが 领悟ってなんぞや
と調べてみると中国語で理解するとか悟るとかの意味があるらしい

中国語。。。もしかしてこれも詩語なんだろね

その時代には普通に使われていたのかもしれないけど

先生 始まって数行で普段使いに詩語混じりです。。。

もしかしたら自分のように领悟を調べる人間が
出ることが計算されてたりして

恐るべし。。。   です。
 

2,詩はだれにでもできるのか
2章目はこれを6行で完結
そりゃそうだ
しかし始めにこの章がある意味はでかいなぁ

詩はだれにでもできるのか

文字を知らぬ幼児以外は誰でもできる

ただし根気と情熱を持って続けていかないと 大成はしない

とはいえ この後を読み詩語表を使えば
七言絶句くらいは簡単に作れます。

 
こっちも6行かかったか(笑)

詩語表と法則さえ分かれば漢詩は簡単に作れる
ただし 本当に良い漢詩が作れるようになるには
根気と情熱を持って続けていく必要がある

って感じか

しかし 詩で大成ってどんななんだろ?
 

3,規則について書いてあります

この規則長文で読んでいくと

文字数の部

韻の部

平仄の部

に別れているので3つに別けて覚え書きして行きます。

例の漢詩

金州城  <乃木 希典> きんしゅうじょう  <のぎ まれすけ>

山川草木轉荒涼 さんせんそうもく うたたこうりょう
十里風腥新戰場 じゅうり かぜなまくざし しんせんじょう
征馬不前人不語 せいばすすまず ひとかたらず
金州城外立斜陽 きんしゅう じょうがい しゃようにたつ

七言は
2字+2字+3字 
の法則である

読み方も2字+2字+3字で区切って読む
十里風腥新戰場 じゅうり かぜなまくざし しんせんじょう


これが区切らず

十里風腥新戰場 じゅうりのかぜは なまぐざくしんなり せんじょうに
と読んだりすると大恥をかく事になる

でも 絶対的なものではなくわざと崩すこともあるが
それは大家のやることだ。

とはいえ 金州+城外が金州城外となりように
2文字+2文字が4文字の意味をなす場合
7文字を4文字+3文字と考えるのは
極ありふれた変化の一例である。


各句の下3文字は
2字+1字 又は 1字+2字
転荒涼は
転(副詞)+ 荒涼(述詞)

新戦場は
新(形容詞) + 戦場(熟語)

のように成り立っている

3字+2字+2字 
のような漢詩は恥をかくので決して作らないこと

と言う感じ

で この説明を読んで気がついたことが

漢詩の読み方

2字+2字 の間に
「の」 とか 「と」 とか意味としては入っても
読む時は 読まなくても意味が通じるときは
それは読まない方が良いらしいということが

例題の説明で感じました。
ので 過去の記事も書き直しました。
 



 

韻についての場所の覚え書き

詩というものには必ず韻というものが踏んである

山川草木轉荒涼 さんせんそうもく うたたこうりょう
十里風腥新戰場 じゅうり かぜなまくざし しんせんじょう
征馬不前人不語 せいばすすまず ひとかたらず
金州城外立斜陽 きんしゅう じょうがい しゃようにたつ

7文字目を並べてみる
音で読むと
1涼 リョウ
2場 ジョウ
3語 ゴ
4陽 ヨウ

と1,2,4は同じ響き
3は響きが違う
1,2,4を同じ尾韻にする

訓読しないといけない所でも
韻は音で読まなければ分からない

だがしかし

音だけで区別しても同じ韻か分からないので

字書を引くべし

字書を引くと

1涼 リョウ [。陽]
2場 ヂョウ [。陽]
4陽 ヨウ  [。陽]
(実際の 。陽は □に囲まれてます)

同じ音でも

両 リョウ [”養]
丈 ヂョウ [”養]
養 ヨウ  [”養]
(” は ○の代用)

諒 リョウ [漾”]
丈 ヂョウ [漾”]
漾  ヨウ    [漾”]
(” は ○の代用) 

となり 
字書のマスの中に書いてある文字が同じなら韻が合う
マスの中に書いてある韻の数は106有ります


こんな感じで書いてある

つまり
韻は同じ音のグループではあるけど
106もの数があり
同じ音でも違う韻のグループの物もあるので
字書を引いてマスの中の文字が同じ物を選ぶべし

と言う意味なのかな
マスの中の四隅の○の意味は次回の平仄で説明してます。
 

平仄の部です

字書のマスの中の隅に印が付いている
この印が平仄を表している

14

この四つを平上去入の四声という

そして 上去入の三声をまとめて仄声といい●で表す
平声を○で表し
詩で決まった平仄の公式にあわせて作ってある。


平仄とは

平声(ひょうしょう): 漢字の音読みの強弱よって抑揚のない平らな発言

仄声 :シャープな抑揚のあるもの

となり
これは中国の文字は発音の量は少ないが文字の数が多いため
同じ発音を抑揚やアクセントで区別したいという考えから始まった。

詳しく説明すると長くなるので、前記はまる覚えしてください


平仄の見分け方

入声字だけは
音の尻に





がつけば入声字と言われいて
●仄字となる。


竹・チク
側・ソク
月・ゲツ
日・ニチ
識・シキ

合・ガフ
葉・エフ
などは今日ではゴウ・ヨウとしか覚えてないので
難しい

蝶・テフ

など 知っておかないと入声は分からない

とこんな感じ
つまり

詳しく話すと長くなるから
14
平声=平 漢字の音読みの強弱よって抑揚のない平らな発言
仄声=上+去+入 シャープな抑揚のあるもの

これは
まる暗記してね

入声字は
音の尻に





がつけば入声字と言われいてるけど

蝶・テフ
とかの読み方を知らないと難しいよ

と言うことかな

個人的には

45
が平声○だけ覚えて

他は全部仄声●

平成人はほぼ
蝶・テフとかの読み方を知らないので
素直に字書をみるかネット検索して調べましょう

ですね。(笑)





 

七言絶句の平仄式は二通り


七言絶句平起式
(起) ○○●●●○○
(承) ●●○○●●○
(転) ●●○○○●●
(結) ○○●●●○○

七言絶句仄起式 
(起) ●●○○●●○
(承) ○○●●●○○
(転) ○○●●○○●
(結) ●●○○●●○

起承転結がおのおのが
起句
承句
転句
結句

と言う意味

式で見ると
起句 = 結句  (同じ)
起句 ⇔ 転句 (反対)

平起式と仄起式では
起句と転句の入れ替えと言うことが分かる
この公式は記憶してく事
○○●●●○○
山川草木轉荒涼 。陽
●●○○
○●
十里風腥新戰場
○●●○○●●
征馬不前人不語
○○●●○○
金州城外立斜陽

となっていて 
新○、 
、不、城○ の四カ所は平起式の公式にあってはいないが
これでいいのだ
それは
一三五不論、二四不同 。二六対 という大原則があるから
しかし 「下三連は除く」という原則もあるので
 
新戰場 ○●○
新○は5文字目だから一三五不論でも良く
○●○だから問題は無が

轉荒涼 ●○○

荒涼 ○○○ すべて荒涼
にしたら 下三連になるのでダメ

弧平という原則
七言絶句の4文字目と五言絶句の2字目 が
平で仄に挟まれてはいけない

123567
●●
十里血腥劇戰場

と変えると4文字目が弧平となって許されない
因みに
血・ケツ
劇・ゲキ

は3−(3)に書いたように
フクツキのツやキが有るから入声で仄だと分かる

でその辺を考慮して平仄どちらでも良い所を△にして書き換えてみよう
弧平を考慮する所は▲とする
(白黒丸がないのでだれ漢だけの特別表記です)

七言絶句平起式
(起) △○△●●○○
(承) △●△○▲●○
(転) △●△○○●● 又は △●△○●○●
(結) △○△●●○○

七言絶句仄起式 
(起) △●△○▲●○
(承) △○△●●○○
(転) △○△●▲○●
(結) △●△○▲●○

拗体の中にも七言絶句が有り
平起と仄起の起承転結の転結が入れ替わったものも許される

拗体 七言絶句平起式
(起) △○●△●○○
(承) △●△○△●○
(転) △○△●△○● 
(結) △●△○△●○
拗体七言絶句仄起式 
(起) △●△○△●○
(承) △○△●●○○
(転) △●△○○●● 又は △●△○●○●
(結) △○△●●○○

例として
「舟發大垣赴桑名」   頼 山陽
○●○○●○ 
蘇水遙遙入海流    
●○○○
櫓声雁語帯郷愁
○○
獨在天涯年欲暮    
●○○●○ 
一篷風雪下濃州

と 仄起式の起承に平起式の転結を続けている
 拗体の一炷とも言うが不粘各(ふねんかく)ともいう


五言絶句の公式
七言絶句の1文字目2文字目を除いて
第一句を「踏み落とし」にしたもの

七言絶句でも第一句の起句を踏み落としと言い
仄にして5字目を平にできる。
特に起床を対句にした時は七言絶句でも踏み落としたほうが良い
 
五言絶句平起式
(起) △○○●●
(承) △●●○○
(転) △●△○●
(結) △○△●○


五言絶句仄起式 
(起) △●△○●
(承) △○△●○
(転) △○○●● 又は △○●○●
(結) △●●○○

五言の公式は
一三不論となるが下三連は生きているので
3文字目全てが平仄自由にはならない
 
ただし○●●は●○●に変えられますが
弧平にならぬよう気をつける
弧平で気をつけることは
平が仄に挟まれてはいけないカ所は

七言の第4文字
123567

五言の第2文字
345
だけで それ以外を言うのではない


さてこれで
法則を覚えて字書を調べ
漢詩を作れと言われたら
そんな難しいことは
とうてい作れないと思うだろう

私もだ

実際 既訳を頭に入れて作ると
五言絶句でも200回は辞書を引くことになる


それで

先人達も使っていた便利な方法が
漢詩入門としてある

お題ごとに平仄がついた詩語があり
また韻が踏めるように同韻の詩語が分類して
集められている

後は繋ぐだけで容易に作れる

詩語の書いてある本が昔は容易に手に入ったが
いまではなかなか入手困難であり現代の
要求に合致しないものばかりであった

だからどんなものにも作れるようにこの本を作ったので
次章の作法で容易に出来ます。

と言う感じ

つまり
平仄式には平仄の法則が有り
それに合わせて漢字の平仄を選ぶ

三五不論
二四不同 
二六対

下三連は除く
弧平

などの法則を考慮すると平仄両方使える△のところが出来て
弧平を考慮する所は▲とする
(白黒丸がないのでだれ漢だけの特別表記です)
七言絶句平起式
(起) △○△●●○○

(転) △●△○○●● 又は △●△○●○●
(結) △○△●●○○

七言絶句仄起式 
(起) △●△○△●○
(承) △○△●●○○
(転) △○△●△○●
(結) △●▲○▲●○

拗体という方式も有り

 拗体 七言絶句平起式
(起) △○●△●○○
(承) △●▲○▲●○
(転) △○△●△○● 
(結) △●▲○▲●○
拗体七言絶句仄起式 
(起) △●△○△●○
(承) △○△●●○○
(転) △●△○○●● 又は △●△○●○●
(結) △○△●●○○

五言絶句は七言絶句の
3456文字目を使った絶句で
法則を考慮すると 

 五言絶句平起式
(起) △○○●●
(承) △●●○○
(転) △●△○●
(結) ▲○▲●○


五言絶句仄起式 
(起) △●△○●
(承) ▲○▲●○
(転) △○○●● 又は ▲○●○●
(結) △●●○○

となるよ
ここまで読むと
難しくてとうてい出来ないと思うでしょ 
でもこの先漢詩の簡単な作り方が書いてあるから
安心して次に行ってね
 と言うことかな

え〜 個人的には
この章
漢詩を勉強したいという方は是非読んでいただきたいが

漢詩を作ると言う作業だけを考えると
読まなくても大丈夫かな(笑)
許されるお約束といけないお約束を考慮した結果の
平仄が書いてあればそれで済むのかな
その通りに作る限りやっていけない事はやれないのだから


この記事を最初に書いた時はそう思ってましたが

そうしても犯してしまう可能性のある作法があった
弧平 456文字目が ●○● と成ってはいけない

後の方で先生も弧平だけは気をつけるようにと書いてあります。

作法を知っておくことは最終的には必要なので
かなり勉強になりました。

因みに今まで自分は仄起式の転句は
(転) △○△●△○●
では無く
(転) △○△●○○●

と考えていて、諸々調べても
(転) △○△●△○●

の表記は だれ漢でしか今のところ見つかってません
今まで作った物も
(転) △○△●○○●
を元に作っているのですが 
さてどうしたものかと
偉い人に会ったら尋ねるリストに入れてあったですが

後にだれ漢の中で 挟み平 ●○●は 平起式で使うことができるとあるので
仄起式では使えないと解釈して
(転) △○△●△○●とは書いてあっても
実際には
(転) △○△●○○● で良いのでは無いかととりあえずは納めました。



最後の方で
ねっ難しいでしょ でもこれからのことをやると簡単だよ

では平成人は昭和文章をそこまで読めるのが困難かもしれない

後輩達がこの本を読んで脱落した意味がなんとなく分かりました。
大体、漢詩を作らないといけない状況になって本を手にするのだから
さっさと作り方を知りたいよね(笑)

この章は結構な高い壁でした。

 

5,詩語表による作り方
もいくつかの部門に分かれてるので
細切れにして覚え書きしていきます。

Excelで作ったエクセル詩語表の元になってる漢詩詩語辞典の参照文献に
だれ漢も入ってますので詩語は網羅してると思いましたが
探してみるとそんなにありませんでした。

残念

この詩語表 よく見ていくと絶妙な段組表で
初心者でもあっという間に漢詩が出来る構造になってます

すげーな

だれ漢の詩語表の読み方があの文章では理解が難しい方は
覚え書きが多少参考になればと思い書いておきます。 

漢詩は
七言絶句
2字+2字-3字=7字

五言絶句
 2字+3字=5字

となるので
○○
●●
の2文字の段と
韻でグループ分けされた
●○○
●●○
の3文字の段

そして
転句
○●●
○○●
の3文字の段

が段落によって
に分類されていてる

○○の段には●○も含まれるその場合は 字の脇に ●印が付いている
●●の段には○●も含まれるその場合は 字の脇に ○印が付いている

注意点は韻のグループの並び
同じ韻のグループの
●○○
●●○
だけを見るよう気をつけて
特に
●●○
には韻マークが付いてないので
隣の韻まで使わないように

○●●は 七言絶句なら平起式の転句
    五言絶句なら起句あるいは転句に使える

○○●は 七言絶句なら仄起式の転句に使う

○○や●●がどうしても足りないと感じる時は
次の詩題から拾ってきても良い
また 3文字 ● ○○の○○の部分を意味が通じるなら
使っても良い

また 高吟(○○)が気に入らない時は一三五不論なので
低吟、幽吟、独吟、と1文字目ををどんなに変えても良い

また
先入秋(○●○)の秋の文字が韻字なら
秋の上の●●から引用して
●●○ 一葉秋、落葉秋、独座秋 

など新しい詩語を製造できる。

と言う感じ

つまりは

詩語表は
○○ = △○
●● = △●

韻ごとに
●○○
●●○
転句の3文字

に段落で分類されてる
同じ平仄の所なら
3文字の2字を使ったり
3文字の1字と2字を組み合わせて
3文字の新しい詩語を作れる

よく見て他の韻を選んだりしないよう気をつけてね


って感じかな


なかなか詩語表から
組み合わせを替えて詩語を作ろうとは考えませんが
なるほどと気づかせていただきました

最初は詩語表の説明は今回は必要なのか?

とも思いましたが読み書きしていくと
結構重要な情報がありました。


 

この先の転記の説明は

自分の作ったエクセル書類たちを使ってみます


平起式

57
 2文字+2文字+3文字に区切って 番号を振ってあります

この番号の順に詩語を拾っていきます
看梅の詩を作る

看梅の所 P41を開く
1 庚韻 ●○○の から 話幽情 を選ぶ 
2 ●●から 野店を 選ぶ
3 ○○から 恍然を 選ぶ
結句
恍然野店話幽情 と一句が完成

4 ○●●から 声緩渡 を選ぶと 上に鳥が欲しい
5 ○○から  初鷹  を選ぶ
6 ●●から  林下 が選べる

林下初鷹声緩渡

7 庚韻 ●○○ から 玉晶々 
8 庚韻 ●●○ から 画不成

という具合に番号順に選んでいく
59

村園一白玉玉晶々たり
水に映ず横斜は画けども成らず
林下の初鷹声緩く渡る
恍然として野店に幽情を話す

として見る。
これでどうやら詩らしきものができた

と有ります

つまり
エクセル漢詩学習帳と大体同じ理屈

でだ

説明では7の部分を8番と書き
8の部分を9番と書いてあり

間違っているとしか思えない部分もある

理解してれば間違えにも気がついて当たり前
の罠ではないかと

疑ってしまう

しかも
8番まで書いたら
後は同じようにに選んでいくと

と飛ばしまくり(笑)
最最初は飛ばさないで全部書いて欲しかった。。。
そんな昭和感ばりばりの教え方です。

仄起式での説明では吟味推敲
のやり方も書いてあり

個人的には
平起の説明書いてる時に早く次の仄起を書きたくて
うずうずしてたのかなぁなんてまた想像を膨らまします。


 因みに
話幽情
はエクセル詩語表には載ってなかったです 

え〜うだうだと意味不明な文章を垂れ流してしまいましたが
お持たせしました(まぁだれも待っていないと思うが)
だれ漢覚え書きの続きです

七言絶句 仄起式
19
 
新秋即時P72 を開き

結句から

1、尤韻の下の欄 ●●○から
 ●●○
木末流

2,その上に
○○
銀河

 3,その上に
●●
淡々

と各段から拾う

淡々 銀河 木末流
淡々たる 銀河木末に 流る

と読んでみる

次に転句

4,○○●の最初の

○○●
天如水

5,上の●●から
冷気

6,○○から
侵肌

侵肌 冷気 天如水

肌を侵す冷気に天は水の如し

淡々たる 銀河木末に 流る

と口に出して読んでみて自分で上手いなぁと思えばOK

起句

7.尤韻の下の欄 ●●○ 結句で木末流を取った同じ行から選んで韻を合わせる

易感秋

8,その時承句も選ぶ

尤韻の ●○○から 
月如鉤 

9,起句の易感秋 の上 は ○○から

幽人

10,その上は●●から
生怕(アヤニクニ)

起句
生怕 幽人 易感秋

次に
11,月如鉤 の上 ●●から
独坐

12,その上 ○○から

風檐

どうにかまとまった






50


と言ったところ

詩語表の段落の素晴らしさは

詩語表の言われたところに
結3 とか 選んで鉛筆で書いていくと

なんとなく詩語表に漢詩が浮かんでくるところ。

しかし書き方が凄く急いでるなぁと思ったら

後ろの方で大急ぎで書いたと書いてあった
うん実に急いでる書き方です。
急ぎすぎて読む方が追いつかん。(笑)

次の章では 
出来た句を吟味推敲して直していきます。
 

吟味推敲を ぎんみすいこう  と読むのに中々慣れないのですが

前回 だれ漢 七言絶句 仄起式

で作成された漢詩を 吟味推敲 してます

吟味推敲

50

同字重出 を避けるという規約からすると

如が二つ出てて 同字重出 

如○の部分は二四六分明という大切な6文字目なので
たとえ漫●に替えたくても替えられない
●○○
月成鉤と替えるのは成が○と言うことを知っていないと出来ない。

あくまで詩語表を使うと

庚韻の ●○○に 

夢難成 と有るから成は○と分かる。

字典を引いても [。庚] と有るので○

又 

天如水○○●を直すなら
○○●
清於水 にしてみる

侵肌 冷気 清於水

清いがきかないから 寒に替える 
5文字目は△だからどちらでも良い
平仄を調べる必要も無い

一三五不論だから
風檐を 短檐、茅檐、夜檐 にしても大丈夫

冷気を 夜気にしても3文字目なので自由だ。

起句が感傷的過ぎると思ったら

●●  ●○ ○●○
一葉 忽驚 門巷秋

と見て

一葉は桐一葉 だから 梧(あおぎり)として
○●  ●○ ○●○
梧葉 忽驚 門巷秋

と 推敲していく

できたら 題をあとから適当に付ける

新秋即時でも新秋夜吟でもいい


ここまで

最後直した漢詩をまとめてない (^^;)

今まで読んで先生らしいと思えるところ
やり方の講義でした。

とりあえず書いてあったのを替えてみた

36

5カ所替えてます
起句を全取っ替えも凄い

まぁ
大御所に吟味推敲してもらうと1文字も残らない時があるのも
普通なんだろうなぁ(笑)

文章としてかなり文字が詰まってるので

自分語に直して自分には分かるように加筆してます。

本文ではこの後、同じ題で平起式を作るという
お楽しみに急いで移っちゃいます。
それは次の章で書きます

まとめると

同字重出は 吟味推敲 の時に確認する

平仄の公式にのっとって直す。

詩語表を上手く使って替える文字の平仄を調べろ。

135文字目は平仄気にせず直せ

2文字になるだけ多くの情報を入れろ(風情を入れろかな?)

かな

本文では
桐一葉だから梧葉にする
と読んだだけでは意味が分からなかった

漢字アプリで(笑)

梧(あおぎり)という意味までさがしてきてやっと
なるほどでした。

一葉から桐一葉を推測し、桐葉でもなく  
梧葉
と考えるのがいわゆる
推敲  らしい。。。。

あと
今まで出てきてない 二四六分明 という新しいお約束が出てきました
検索しても詳しく書いた説明がない

平仄表から推測するに
個人的な解釈は 方程式2の
起句と承句の二四六文字目は同じ平仄にならない

転句と結句の二四六文字目は同じ平仄にならない

と言うことなんじゃないかな

と推測されますが
これも識者に会った時に聞き倒す為にメモしておきます。








 

前回の仄起式で作った漢詩のお題で

平起式の漢詩を組み立てる

お題は 新秋即時

庚韻で最初(起句1△2○)から順番に作ってみる

詩語表 新秋即時 P72

起句 縦1行目から全部選ぶ

新涼 如水 一虫鳴(庚韻)

承句も 縦1行目から全部選ぶ

冷気 侵肌 涼意盈(庚韻)

転句は 縦2行目から秋到 郊墟 
    縦3行目から悟葉落
秋到 郊墟 梧葉落

結句は
庚韻●○○から選ぶ
見秋生は 秋が転句と重複だからいけない
草虫鳴は 起句の一虫鳴と重複するからなおさらいけない
早冷生は 冷が重なる
動吟情 を選ぶ

結句なので全体を結ぶので難しくなる

何来 短笛 動吟情(庚韻)

としても 下の3字をよく考えて選ぶ必要がある。



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吟味すると
 涼字重出 承句の涼は5字目で平仄自由なので
      涼意盈を風意盈 に替える
冷気を爽気に替えても 1文字目は△だから良い

結句の 短笛を 一葉に替えたいところだが転句に梧葉が有るからダメ

しかし結句を

何来 一葉 動吟情

と 梧桐の葉に秋を感じたことにしたいなら

転句を
○●  ○○  ●○●
秋到 郊墟 落梧早 と 挟み平(●○●)に改める

落が●なのは ラクが フクツチキに平字なく なので入声だから良い

梧が○なのは詩語表の ○●●に 梧葉落 が有ることから分かる

早が●なのは詩語表の ○●●に 秋信早 と出てるので分かる

一葉と一虫鳴で 一 が重出してるので 

一虫鳴を草虫鳴や暗虫鳴にしてみる

さて結句の最後から作っても起句の最初から作っても
どちらのやり方でも良いが
もちろん
結句の最後から作った方が良いでしょう

ここまでで切ります

はいここも最後まとめないでやり方だけで終わってます

読んでいて字の間にある言葉を探すのが大変から楽しくなってきました。

では 直した後をまとめた

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さて
まとめてみると
このだれ漢の詩語表の素晴らしさは
今回の説明で発揮されました
なにせ
縦一行だけで二句出来ちゃうのです

今回は3行目までで漢詩を大体組み立てちゃいました。

と言うわけで

かなり乱暴だが
起句の最初から作るとすると
 だれ漢の詩語表で漢詩を作る時は

同じお題の縦から近いところで 
とりあえず意味が通じるように選んで繋ぐ

繋いだ後に吟味する

△部分は自由なので手間いらず
いろいろ変えて吟味する

転句は○●●を●○●も含め探す
 ●○●は挟み平と呼ばれてる
(この呼び方はカッコ良いね)

と言う感じか

個人的には
落が●なのは
フクツチキに平字なく
よりも
○●●に 梧葉落 が有ることから分かる

が自分向きの説明です


今回
いけない というフレーズと
なおさらいけない というフレーズがあった

ん? いけないは なおさらいけない よりちょっとは良いのか?
それはどのくらい良いのだろう
と妄想は膨らむ

次の章は 平起式 を違う順番で作っていくようです
 

今度の平起式は
転句から作る方法

06


今回は
転句から
結句を作って
一応しらべて推敲してから
起句承句を作る方法

何か不思議に思う初心者もいるかもしれないが

詩壇千古の定律でもあります。
昔の儒学者も、結句を先に作れと教えている

中国の作法書にもそうある
そのほうが良い詩になる。

起承から作ると頭太りの尻つぼみ式詩になる
(原文では福助足袋に似た形の詩とある)

10年以上前(昭和20年代)
広島大学で鈴木豹軒先生を迎えての座談会で
広島大学の諸教授が

呂山くん(だれ漢の著者)は転句から作れというが
先生はどのように作ってますか?と質問した

鈴木豹軒博士は
起句から順に作っていると申された

それは鈴木豹軒先生のような力量のある者だから
尻つぼみにもならない

ここで自分がこのように書くのは
初心者により良い方法を教えているからだ

これを読んでる初心者は上達したら
どんな作り方をしても良いが

上達すればするほど
転句から作る良さが分かってくると思う

五言絶句でも
転結を作って
起承にいくのが当然である。

起承の部分と
転結の部分は
別々の1つのまとまりが必要で

転結で1つにまとまった思想内容があって

起承の部分は転結部分を起こすにふさわしい
内容があればよい詩になるのである。

起承転結について言わせてもらえば

私は起承転結ということを余りうるさく言わないようにしている。

頼山陽が 初心者に教える際に
例にしたのが

(起)京都三条の糸屋の娘
(承)姉は十八妹は十六 
(転)諸国大名は弓矢で殺す
(結)糸屋の娘は目で殺す

というのがあって
起承転結を良く表している 
特に転句が奇抜な転じかたをしてる

その位の転じ方で行くのだと 頼山陽は教えている

でも こうこう上手くいく事は、たとえだじゃれ
で考えたとしてもそうそうはない

近代絶句(昭和38年当時)の専門家 田辺壁堂が
初心者にこういう教え方はよろしくないと思う
と非難していた。

転結の部分に全体の主な意味を考えて1つに作り
起承がそれを起こすように1つにまとまっていれば
自然に転じられてるので、余り転じ方を考えることもない。


以上大急ぎで絶句作りの必要な規約と
作り方の一部を書いてきましたが。

分かったかな?

詩の作り方は、体操を教えるようなもので
そこに居て手取り足取りおしえればすぐに分かるはず。
しかし文章に表現するのは難しい。。。

漢詩を作ろうなどと思う人は
なかなかの勉強家だろうから
これ位の文章は読んで納得出来るまで
勉強に励んでほしい。

と言う感じ

今回は転句からの作り方でしたが
例題は無し

つまりは

転句から作る位の考えで
つくると良い詩ができる。

転句にあまり重きを置いて奇抜すぎてもいかがなものか

と言う感じなのかなぁ(笑)
さてさて


段々読んでいくと
ん?文章の書き方も詩的な部分が多く
覚え書きしていく内に説明の主語の部分や
動詞の部分の順番が変わる変わる

まぁこちらも自分語なので仕方ない

最後の部分
原文だと
いやしくも詩を作ろうとする人は高邁な気魄の持主であるから、
これくらいは読んで納得できるまで自分のものにしてほしい

高邁(こうまい)ってなんて読むの?なのです
どんな意味か検索してしまった
けだかく、衆にすぐれていること だそうです。

そして
きはくって気魄って書くのね。。。今更知った。。。

きっとこの文章の2文字の漢字は全部詩語ではないか?
ともまで考えさせてしまう


しかし 自分 高邁な気魄の持主ではないので
ただただ ごめんなさいなのです。


次はちょっとまとめが有って
漢詩への熱い思いの文章が待ってますが
自分語へどう訳すかが問題だな。






 

 

今までのことを要約すると
1,漢詩を作るにあたり重要な規約は何か 
  韻とは、平仄とは、詩句の構成の
  2字 2字 3字 とは。

2,平仄の公式とはどんなものがあるか

3,詩語表による作り方は
  イ、結句3文字から作っていく
  ロ、同字重出に気をつける
  ハ、 詩語表の韻の部分は他の韻の段を使わないよう
    良く確認する
  二、 自分で満足出来るまで推敲して改めよう

と言う事になる

ここまで

1,2,は自分で前まで戻って確認しなさいという要約

3,も結構ハシ折りしてイロハニでしたが

自分的には要約ってこういう事だったっけ?
なのですが

厳しい先生の優しさが垣間見れられます。
ここでいったん切って

この後の先生の解説の
自分語へのコンパイルを悩みます。 

さて 
平起式2 起句から順番に作る

を読んで皆さんは

出来た詩の詩想は詩語表から選んだのか
それとも
作者自身の詩想であるのか
と疑問に思うかもしれない。


詩人たちが
「詩とは志なり」
「志のゆくところが言にあらわれたのが詩だ」
と言うからには

自分で構想をしてはっきりと志を考えてまとめてから
漢詩の規約に従って平仄を考慮して韻をふんで作っていく

だから

平仄や韻を完全に理解しないと詩は作れないのではないか? と

そして仮に
自分が詩にしたいと思っていることが詩語表を見ても見つからない時
どうしたら良いのか
その都度、字典を引いて平仄を確認しながら作っていくのだろうか?

詩語表を使った詩の作り方では詩想などまるっきり考えてはいなかったではないか?

と、思ってはいないだろうか

それはむずかしい問題です。

そう思うことは大切です
努力型の勉強家は何度でも字典を引いて、自分の満足するまで平仄を検討し
韻を整えて作っていってほしい。

今まで書いてきた方法は

多忙な生活の中にある初心者で、一つの詩を作るのに徹夜まで出来ない人でも
その間に出来る簡単な方法を説いたものです。

詩道として一番良い方法ではない。

しかし いろいろ考慮した結果
今まで説いた方法で作ると、1時間もかければ立派な詩が出来る。

先ずは詩語表を使って構想なんか無くとも自分の好き勝手に
1語を選べば、自然にそれにふさわしい第2語が見つかるし
第3語も選べるだろう。

こうして結句が出来ればそれに合うように転句を組み立てていく
そして転句と結句がができたら
起句と承句はそれを起こし得るように詩語を組み立てていく

その際は
時間や天候に矛盾がないように気をつける必要がある。

出来た詩を眺めると
自分が最初に構想したものとは違うかもしれない

時には自分の詩想ではなく詩語表の詩想ではないか?
と疑問に思うかもしれない

しかし

書物を読むということは
他人の中に自己を発見することだ

とも言われている。

もし 詩語表の中の詩語に共感して
その詩語から組み立てて一句を作れば
そこに一句の詩想がある

その詩想はあなたの詩想なのです。


その句の持つ詩味の至高さ
は自分でも発見できない深いものがあるかもしれない
それは自分が成長していくとわかってくる

皆さんの詩想とに合う詩語が詩語表に無いとあきらめる前に
自分の詩想をもう一度考えてみて欲しい。

さて 以上でこの本の役割である絶句の作り方の大要を終わります。


どうか規約を十分に理解していただきたい

規約だけなら多くの詩の注訳書の巻頭などにも書いてあるので
今回学んだことを参考にそれらの書物を読んで欲しい

規約が理解できたなら詩語表の説明とそれによる作り方を
特に読んで実践し理解を深めていただきたい

そして 40もある詩題ごとにどんどん作っていくことだ

画に描いた餅は食べられないように 
いくらこの本の文章を読んだところで
詩を作らなければ意味が無い

漢詩を作ると言う事ならば
この本ほど初心者に理解してもらえる本は無いと
自負してます

この後、律詩と古詩の作り方に進みますが、
この本としては応用部門となりやや程度が高くなります


とここまでです


まずは 詩想 ってなに?
詩想の意味がわからないとこの文章は理解できませんね

goo国語辞書には
1 詩を生み出すもとになるような感情・思考。「詩想に富む人」「詩想がわく」
2 詩に歌われている思想・感情。「清新な詩想がみなぎる作品」
とあります。

先生や教え子たちが30数年かかって出来た詩語表は
初心者が自分の詩想と違うと感じても
自分の初心者の詩想の方を疑い
詩語表から選んで句を作ってみれば
その詩の詩想があなたの詩想なのです

これは良いなぁ

坐禅では まぁ坐れ という言葉がある
坐ったら悟れるのかとか何の役に立つのかと
とやかく考える前に坐ってみろと
坐っていくうちに
それなりに答えに近づいてくると

とやかく悩んで詩想と合う合わない言う前に
詩語表を眺めろ、気になる詩語があればそこから
組み立てていけばそれはあなたの詩想の詩なのだ

まぁ自分もそういう感じで諸々の約束事以前に
とりあえず組み立ててみると言うことで
エクセルで漢詩を作ろうなどと考えてしまったのですが

その前に 規約だけはちゃんと覚えておけば良かったと
感じました、
特に弧平は平仄のテンプレートに当てはめても
気にしておかないと間違えてしまう落とし穴でした。

まぁその辺は出来た漢詩を解析するHPが結構あるので
参考にしてください。



自分がとりあえず覚え書きするのもここまでかな
律詩と古詩は作る予定が無いので
きっと書きません

ただし 8,補遺 にいくつか大切なところがあるので
気が向いたらそこから覚え書くかもしれません











 

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